ホワイトデーといえばバレンタインのお返しをする日ですね。いつからこのような風習ができたのでしょうか?
また、バレンタインはチョコを渡しますが、ホワイトデーは何をあげるものなのでしょうか。
ホワイトデーの由来と意味は?
ホワイトデー誕生の由来
バレンタインデーはローマのキリスト教司祭のバレンティウスに由来するものです。
一方、ホワイトデーの由来は、諸説が、その中に菓子メーカーの経営戦略が起源とされるものがあります。
昭和50年代の日本で、女性が男性にチョコレートを渡すバレンタインデーは定着していました。しかし、男性が何かをお返しするという日はとくに定まっていませんでした。
そこで「贈り物にはお返しをする」という日本人の文化・習慣に着目した全国の菓子メーカーが、個々に独自の日を制定してマシュマロやクッキーをお返しするというキャンペーンを行ったのです。
そこで飴菓子業界の全国組織である「全国飴菓子工業協同組合」が目をつけ、菓子業界の販売促進に結びつけようと1978年にホワイトデーを生み出しました。2年間の準備期間を経て1980年に有名デパートやラジオ広告でキャンペーンを展開しました。
その後毎年ホワイトデーには大々的なキャンペーンが行われ、開始から5年で売上50億円以上にものぼる国民的行事に成長しました。
ホワイトデーの意味
ホワイトデーを3月14日に定めた理由は、「日本で初めて飴が作られたのがその日であった」という説や「バレンタインデーを終えた菓子業界を多忙にさせないため」などの説が存在します。
ホワイトデーという名前については、既に欧米に存在していた習慣にならって「フラワーデー」「クッキーデー」など様々な候補が選出されましたが、白い色は「純愛」という意味から最終的にホワイトデーと名づけられました。
ホワイトデーおすすめのお返し
ホワイトデーが広まった当初はキャンディーが定番でした。
しかし、現在では、お菓子以外にもさまざまな贈り物があります。
ホワイトデーにはアクセサリーや化粧品などを贈る他、お菓子を贈る人もいるかと思います。
贈るお菓子にはそれぞれ意味があります。
・キャンディ
キャンディは長く味を楽しめることから、「あなたが好きです」という意味
・マカロン
マカロンは、他のお菓子より値段が高いため、「特別な存在」という意味
・マシュマロ
マシュマロは口の中で溶けてなくなるため、「あなたが好きではありません」という意味
・マドレーヌ
マドレーヌは貝の形をしていて貝は2枚がぴったり合わさることから、夫婦円満の意味があるため、「あなたともっと仲良くなりたい」という意味
・クッキー
クッキーはさくさくしていて乾いたお菓子のため、「サクッとドライな関係」、「友達」という意味
・バームクーヘン
バームは「木」クーヘンは「お菓子」で見た通り木の年輪の模様になっているため、「この幸せがずっと続きますように」「幸せが幾重にも膨らんでいきますように」という意味
・チョコレート、ケーキ、ラスク
これらのお返しについては、特に意味はないそうです。
本命には、キャンディ、マカロン、友達にはクッキーなど贈る相手によってそれぞれ意味をこめて贈るのがいいかもしれません。