神社へ参拝するときには、お守りを買う人も多いかと思います。
今回は、お守りの持ち方や有効期限、処分方法、種類について紹介します。
お守りの持ち方や保管場所は?
お守りは、神様の居場所の代わりとなる依代になります。
そのため、自分自身の身近な携帯しましょう。
人間が一番気を発する場所である心臓に近い位置に身に着けると効果が上がると言われています。
お守りは複数持っても問題ありません。
神様は祈ってくれた人、信じる人を守るため、神様同士がケンカするといういうことはないです。
お守りの種類によって、持ち方・保管場所が変わってきます。
お守りを保管する場所は、神様が居心地の良い場所であるようきれいにしておきましょう。
金運のお守りは財布や金庫の中、厄除けはスーツの内ポケット、恋愛成就なら定期入れやカギなどに付けるといいでしょう。
自宅に置く場合は、神棚に置きましょう。
神棚が無い場合は、高い位置に置きます。お守りを置く場所はきれいにしておき、白い紙を下に敷いきます。こうして神聖な場所を作ればお守りの効果を高めることができます。
お守りの有効期限は?
お守りの有効期限は、明確には決まっていませんが、基本的に頂いてから一年といわれています。
また一年過ぎていない場合でも、願い事が叶った場合には返納するようにします。
お守りの処分方法は?
基本的には、お守りを頂いた神社に返納します。
神社の「古神札納め所」と書かれている所に置いて戻したり、「お焚上げ」をしていただいて戻しましょう。
「古神札納め所」は、一年中設置されている所や年末年始のみの場合もありますので、前もって確認しておくといいでしょう。
遠い場所で買ったお守りは「郵送」で処分ができる場合もあります。
頂いた神社と違う神社へ返納する場合は、できるだけ同じ系列の神社にしましょう。
正しくお清めを行えば可燃ゴミとして捨てる事もできます。
家庭でお守りを清めて処分する場合
まず机や床に白い半紙や和紙を広げます。和紙でなくても燃えるゴミとして処分できるのであれば、半紙などの白紙でかまいません。
次に、白い紙の上にお守りを置いて、塩を左に一回、右に一回、最後に再び左に一回かけます。かける量は一つまみ程でかまいません。
最後に白い紙でお守りを包んで、燃えるゴミとして処分します。
白い紙が無い場合は、白い封筒や新聞紙でもかまいませんが、必ずお守りに感謝の気持ちを込めてから捨てるようにしてください。
他には、「どんど焼き」にて処分する方法もあります。
どんど焼きとは、お正月のしめ縄やお飾り、書き初めなどを燃やす行事のことで、多くの地域では、松の内が過ぎた1月8日に行っています。
当日に参加できない人のために、数日前から境内にお納め所を作っている所もあります。
お守りの種類は?
お守りには、それぞれ様々なご利益があります。
神社によって、祀られている神様が違うため、お守りの種類や効果が違っていたりもします。
一般的に神社に置かれているお守りの種類を紹介します。
健康
健康祈願:病に悩ませることなく健康でいられるように願う
病気治癒:病気やケガが早く良くなるように願う
長寿守り:いつまでも健康で長生きできるよう願う
厄除け
厄除け:厄年の時に。厄年の際に魔除けのご利益
開運厄除け:その年の運勢が良くなかった時に。一年無事でいられることを願う。
縁結び、子宝、出産
縁結び:人と人との縁や仕事、健康などでの良縁に恵まれることを願う
恋愛成就:恋愛が叶うことを願う
子宝祈願:子宝に恵まれることを願う
出産祈願:安産であることを願う
金運
金運上昇:金運が良くなることを願う
商売繁盛:商売がうまくいくことを願う
千客万来:たくさんのお客さんが来てくれることを願う
安全
家内安全:家族がいつまでも仲良く健康で過ごせることを願う
交通安全:事故に遭わないように願う
学業
合格祈願:合否がある目標において受かることを願う
学業成就:勉学などにおいて目標が達成できることを願う
まとめ
神社は全国各地にあるため、初詣などの行事にあることからとても身近な存在です。
お守りは神様の依代で、私たちの願いが込められた大切なものなので、頂いた際には肌身離さず持つとよいでしょう。
また、手放す際には感謝の気持ちを込めてから処分しましょう。