乳幼児の頃は、気に入らないものは吐いて戻してしまうお子さんは多いですよね。
初めて食べたものや野菜は特にお気に召さないよう。
「ぺっ」ではなく「どろどろどろ~」「べーっ」と口から流れ出てくると、親としてはああ…とため息が出てしまいます。
ナツさんも、そんなお母さんの一人。
なんとか食べてもらいたいと、あれこれとやってみて、
乳幼児の吐き出しを解決したナツさんに、どうやって食べさせたかの種明かしをしていただきました!
+++経験談・野菜嫌いな幼児の「ベー」吐き戻しの治し方 +++
乳幼児の野菜嫌い克服は見た目から入る
我が家には、野菜が嫌いな幼児が1人おります。
離乳食の頃から、ミルクやごはん以外の物を与えるとべーっと出してしまいます。
もちろん初めて食べるものはすべてと言っていいくらいに・・・。
人参やほうれん草などを茹でて、潰して、ペースト状にするのってとっても面倒な作業でしたが、毎日頑張っていました。
全部吐き出されるととても悲しい思いをしていましたが、当時はまだ小さいかったし、ミルクで栄養がとれているのであまり気にしていませんでした。
けれど、子供が歩くようになり、少しずつ運動量や食べる量が増え、それでも野菜を食べない我が子を見て、今度は不安がよぎります、
このまま食べなかったらどうしよう、と将来が不安になり、改善したほうがいいのかなと思うようになりました。
大人になっても「ピーマンが嫌い」とお外で言われるのは、私の感覚では少し恥ずかしいし、
周囲に、食べなくても良いよと甘えられて育ったんだなと思われるのもイヤだったので・・・。
お家で解決!野菜克服の食べさせ実践記
つかみ食べ時期の挑戦 ~野菜スティック~
まず、つかみ食べをするようになった時期を良い機会に、野菜をスティック状に切り、食べさせてみることにしました。
きゅうりは生ですが、人参・大根はさっと茹でて与えてみました。
好奇心旺盛な我が子は、食いつきがとても良かったです。
カラフルな見た目も良かったのでしょうし、つかみ食べ真っ最中でわしづかみにしてパクパクしてくれました。
が!
味が気に入らないのでしょうか、噛み砕いたらそのまま流れ出てきました。
そんなことを何度も繰り返し、あっという間につかみ食べも終わり、気付いたらきちんとお箸をもって食べてくれるようになってしまいました。
お箸の練習期 ~みじん切り野菜入りハンバーグ~
よし!それなら、今度はフォークやお箸でつかみやすい、固形のものを作ってみよう。
一番に思い浮かんだのが大人も子供も大好きな「ハンバーグ」でした。
タネに刻んだ玉ねぎはもちろん、人参、かぼちゃ、ピーマン・・・なんでも合うので、みじん切りにして混ぜ込んでしまいます。
カラフル野菜ハンバーグの出来上がりです!
ひじきと枝豆のお豆腐ハンバーグなんかも良いです。
子供もハンバーグは大好きなので、入っている野菜には気づかなかったのか、もりもりと食べてくれました。
実は、ハンバーグにみじん切りにして入れた野菜を、別にスライスして素焼きにしておきました。
子供がハンバーグを食べたておいしいと言ってくれた後に
「このハンバーグにの中にはこれとこれと・・・こんなにお野菜が入っているんだよ!」とタネ明かしをします。
「おいしかったでしょう?よく食べられたね!」とたくさん褒めたら、本人も満足げ。
次からスライスの素焼き野菜も食べられるようになりました。
ただ、やっぱりそれでも抵抗がある日もあって「イヤだー」という時もあります。
そんな時は親が目の前で食べてみて、オーバーリアクションでおいしそうに食べて見せます。
うわぁなにこれ!超おいしいんだけど♪
あまーい♪
人参さんって赤くてかわいいね~
にんじんさんはうさぎさんも大好きなんだって?
知ってる~?
すると、じゃあ食べる!となることも。
子どもの好きな、アンパンマンや子供番組のキャラクターの口真似をしたり、
ちょっとお行儀が悪いですが、体を揺らしてリズムをとって「♪~ぱくっ」とやってみたり。
端から見たらおかしな人ですが、大丈夫、自宅なら誰も見ていません(笑)
ママの真似っこするのが大好きな時期だったら、絶対に使えます。
男性と一緒で子供も単純なんです。
ホットケーキミックスの「お野菜パンケーキ」でおうちカフェ
また、おやつやお昼には、ホットケーキミックスを使った「簡単にお野菜パンケーキや蒸しパンやクッキーを作ります。
人参・かぼちゃ・さつまいも・ほうれん草・小松菜・とうもろこし・・・など、カラフルな野菜を選んで、やはり細かく刻んでパンケーキに。
野菜ごとに混ぜたパンケーキを小さめに焼いて、タワーにすると、とってもかわいいです。
おしゃれでカラフルで、ちょっとしたカフェ気分になって楽しいです。
1つのお皿に焼いたパンケーキを出して、自分でタワーを作らせるのもおもしろいですよ。
コロナのご時世で、子連れのお外ごはんは中々難しくなってしまったので、土日のお休みの日には、パパも一緒におうちでカフェ的なことができます。
同じ作り方で、蒸しパンもクッキー作ることができ、こちらはおやつにもなります。
もし、ママに体力があれば、作っている工程も見せながら作ると、野菜に興味を持ってくれてますます良いかもしれません。
さいごに
我が子には、幼児期の頃から、食べさせたものをべーと吐いてしまうことが多々、ありました。
野菜スティック、ハンバーグ、パンケーキ、蒸しパンにクッキーを試しました。
めげずに少しずつ、褒めて諭して、だましだましに食べれるように。
うまくいかない日もあり、がっかりするときもありますが、
向き合い方次第で、食べてくれるようになると、親もとてもうれしいです。