トマト嫌いな弟さんが偶然食べた!
そして完食したメニュー。
それは、中華でおなじみの、あのメニューでした。
野菜が嫌いなことは知っていたけれど、
これなら食べれるかもと作ってみたのが功を奏した!というあかねさん。
なぜ、そういう考えに至ったか。どんなアプローチをとったのか。
おうちにあるもので、たまたま作れてしまったのだそう。
簡単・手間いらずで作れるので、作り方も紹介してもらいました。
+++経験談・トマト嫌いな弟が偶然、食べられた意外なメニューは中華でした +++
私と弟の嫌いな食べ物は、トマト!
私の弟は、基本的に「嫌いな食べ物がないタイプ」でした。
とりあえず苦手な味でも、口に入れて食べてみる。食べられる。
逆に言えば好きな食べ物がないとも言えます。
こだわりが無いのではないかと思ったこともあります。
よく聞く、嫌われる食べ物といえば、
ウニ・牡蠣・ブルーチーズなど、食感も、匂いや風味も独特なものが思い浮かびます。
そして、地味に多いのが「野菜が苦手」でしょうか!
小学校の頃の給食などで、野菜が食べられずに残されて、昼遊びができず泣きべそをかいている生徒もいたと思います。
どちらかというと、女性よりも男性に野菜嫌いが多い印象です。
周囲の男性からもよく聞く話です。
「トマトはグニュグニュしていて気持ち悪い」
「にんじんは味に癖がある」
「グリンピースは味が嫌だ」
「大根は辛くて嫌だ」
などを私は耳にした事があります。
なんでも食べる私の弟も、唯一トマトが嫌いでした。
プチトマトなら嫌々食べられるという感じでした。
私はトマトは食べられますが、固いトマトや、青臭いだけで甘くないのは少し苦手です。
偶然、トマトが食べられた!
弟は基本何でも食べるので、食わず嫌いや偏食を直したい!という意図はありませんでした。
弟にトマトを食べてもらいたいと懇願してアプローチした訳ではありません。
偶然、弟に料理を提供するにあたり、トマトが自然とアプローチとして成立したのでした。
どのように料理でトマトを使ったかと言いますと…
結論で言いますと「麻婆豆腐にトマトを使った」のです。
弟は、トマトの中でも、プチトマトなら食べられるという味覚です。
なので通常のサラダに入っているトマトや、丸かじりは基本的にNGです。
ただ私と弟とは、実家で同居しているので、
歩い日、麻婆豆腐を私が作るに際に、通常のトマトを混ぜてみたいなと考えました。
私が麻婆豆腐を料理したいと考えた理由は、早秋に差し掛かり暖かい料理を食べたいと考えたから。
鍋物、スープ、おでんなども考えましたが、そこまで熱熱を求めたわけでもなく、家に簡易の麻婆豆腐のパックがあったので麻婆豆腐にしました。
弟が苦手なのは分かっていましたがプチトマトのサイズなら食べてもらえるのではないか?と考え料理を始めました。
まずトマトは麻婆豆腐と合うのか?
その疑問に対して、私はトマトサラダに中華ドレッシングがよく合うことを思い出しました。
中華料理という共通点から、相性は良いと判断しました。
結果的にトマトと麻婆豆腐は相性が良かったです。
ただトマトのサイズはプチトマトサイズに刻んだ方が、よくなじんで麻婆豆腐と相性が良いと思います。
通常のトマトをまるごと麻婆豆腐に入れて煮込んだ料理があまりそそられないと、料理する前から想像するのはとても容易いです。
独特のくせや酸味がでることもなく、弟も特に問題なく食べてくれました。
工夫なしで作った麻婆豆腐って?
私が料理した麻婆豆腐は、簡易の麻婆豆腐のパックを使用したので
特に小難しい料理作業はありませんでした。
簡易の麻婆豆腐のパックとは?
パックに絹豆腐か木綿豆腐、凝りたければひき肉やネギや生姜やにんにくを入れますが、
何もなければ、最低限、豆腐とパックの「麻婆豆腐の素」があれば麻婆豆腐が完成するお手軽なパックです。
一から麻婆豆腐を作るとなると調味料などの配合を一から始めて、豆腐にこだわってなど、時間が凄く掛かってしまいます。
とても深い中華料理の世界があると思います。
今は電子レンジで作れるレトルトがあったり、パウチで湯煎で作れたりなど、とても麻婆豆腐がお手軽に食せます。
ただ味がやはり新鮮味がなかったり、深みがなかったりなどいまいちな気がしてしまいます。
それに比べて簡易の麻婆豆腐のパックは、
パック内に入っている麻婆豆腐の調味料と市販の豆腐をフライパンで炒めるので新鮮味があります。
トマトはスーパーで購入したごく普通のトマトです。
プチトマトサイズに刻み、豆腐を入れる前に鍋に入れました。
トマトに熱を入れ過ぎると、しなってしまうと考えたのでサッと炒めた感じです。
麻婆豆腐の酸味にトマトの酸味が邪魔しない雰囲気といった感じだと思ってください。
麻婆豆腐にトマトを入れた料理は特に苦労はないです。
特別な工程は加えませんでした。
それで弟はトマトを克服できたのか?
と問われたら、NOでもYESでもない…
弟のトマト嫌いが根本的に解決になった訳ではありません。
ただ麻婆豆腐にプチトマトサイズでトマトを刻み、入れるというアイデアは、
私の中で工夫し、そして相性の良かった創作意欲のある料理でした。
すでによくある組み合わせかもしれませんが。
少なくとも、そう調理すれば弟がトマトを食べられることもわかり、
味も良かったので、次回も入れよう、と思えました。よかったです。
さいごに
繰り返しますが、私の弟は基本的に嫌いな食べ物がないタイプです。
家族で食事する際もあまり美味しくない料理でも、
とりあえず口に入れて流し込んでいる姿を見ても、あれこれ言いませんでした。
私が一応「麻婆豆腐にトマトを入れてみた」と、伝えても文句なく食してくれました。
これで嫌いな野菜を食べてもらうためのアプローチのお話は終わりになります。
基本的に相手に対して、食べてもらうための葛藤や苦悩がない話なので
「野菜嫌いを克服出来ましたか?」と質問されても
聞かれたことの本質を捉えていないような気もします。
けれど、小さなことですが、
私なりに弟の嫌いな野菜「トマト」を偶然食べてもらい、嬉しかったです。