立夏(りっか)とはいつのことを言うのでしょうか。立夏とはいつのことか、意味や行事について紹介します。
立夏はいつのこと?
立夏は、太陽の黄経が45°に到達したときのことで、年によって変わりますが、毎年5月5日か6日のことです。
期間としての意味もあり、立夏の5月5日か6日から小満の5月21日か22日の約15日間をいう場合もあります。
旧暦では4月前半です。
立夏はどういう意味?
立夏は、1年を15等分して約15日間ごとに設けた二十四節季の一つで7番目にあたります。
立夏とは、夏のはじまりの意味です。春分と夏至の中間の時期です。
暦の上では立夏から立秋までが夏になります。
大地が草で覆われ木々が茂ってくる頃で、天気も安定して過ごしやすい日が続きます。
立夏の行事は?
端午の節句
5月5日が立夏になる日は、ゴールデンウイーク中の祝日「こどもの日」があります。
こどもの日になったのは戦後で、それ以前は「端午の節句」で男の子の健康と成長を願う日でした。
端午の節句の日は、昔と同様こいのぼりを飾り、菖蒲湯に使って柏餅を食べます。柏の葉は新芽が育つまで葉が落ちないことから、家計が絶えない=子孫繫栄を意味する縁起物になりました。
田植えの時期
日本各地で田植えの神事や豊作を願う祭りが行われます。
中でも大阪住吉大社の「御田植(おたうえ)神事」は重要無形民俗文化財に指定されています。
「御田植神事」は毎年6月14日に行われ、お祓いを受けた女性や子どもたちが田植えをしたり、踊りや舞を奉納して豊作を願います。
田植えは昔は女性の仕事でした。女性たちが、大変な作業を楽しくししようと歌を歌っていた風習と豊作を願う神事が結びついて、歌や舞を奉納したことが御田植神事のはじまりだそうです。
まとめ
立夏は、毎年5月5日か6日のことであり、また小満までの期間を指すものでした。
天気も安定して過ごしやすく緑がまぶしい夏のはじまりのころで、田植えの時期でもあります。