レンタル人材ってなに?そのメリットとデメリット

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レンタル人材ってなに?そのメリットとデメリット

先日、模様替えをしたのですが。大物家具を一人で動かせず、3週間近くもかかってしまいました。

休みのたびに、朝から眠そうな家族をたたき起こして苦労したよ…という話をしたら、便利屋さんとかレンタル屋さんを頼めばいいのに、とあっさり友人に言われてしまいました。

友人も家具の入れ替えに人を頼んだことがあるそうで、家族に文句を言われながら疲労困憊するより、時間数千円で済むし、1日でサクッと解決するのは全然ストレスフリーとのこと。

友人はもともと、そういうところのお金の使い方がうまく、新しいサービスも、内容をちゃんと理解して無駄なく活用できるタイプ。

レンタル人材とは

令和のレンタル人材

そこから話が弾み、レンタルおじさんやレンタル彼氏の話に。

最近流行している新しいレンタル人材は、一緒に遊んでくれるとか、寂しい時に愚痴を聞いてもらうといったもの。

労働力や技術を提供してくれる便利屋さん的なものと違って、楽しさや、ストレス解消のために依頼するものが増えているそうです。

友人はライブや演劇などを見に行くときに、レンタル友達か同性のレンタルガールフレンドを頼めたらいいなあと言ってました。

チケットを取ったり、宿をとる都合もあって、ライブにはファン仲間と連れ立ったりしていくらしいのですが、ちょっと苦痛なのがライブ後の「推し」トークなのだそう。

盛り上がったときに、相手によってはそれなりに気を使うこともあるので、それがたまにストレスなのだそうです。

一緒にライブを見てくれて、一緒に盛り上がってくれて、あとで自分が好きに熱く語るのを聞いてくれるなら、お金がかかっても頼みたい!!と鼻息荒く夢を語ってました。

チケット代が倍になるし、バイト代を払ってまで、もったいなくない?と聞いてみたのですが、チケットやライブで遠征する時の旅費は自分にとってプライスレスなので、どうせならもう少しかかっても満足度を優先したいと。

なぜこれまで頼んでいないかといえば、単に、レンタル人材の中に同世代・同趣味の人がみつけられていないからだそうです。

 

昭和平成のレンタル人材

レンタル人材と言えば、古くは、結婚式などで友達や同僚の「ふり」、家族の「ふり」をして代理出席をしてくれるサービス。

どちらかというと、人数合わせだったり、「自分以外の誰か」のためやメンツを立てるために役割を演じてもらうのが目的ですよね。

対して、最近流行しているレンタルおじさんやレンタル友達は、「自分に対して」役割を演じてもらうのが目的。

昭和や平成の頃は、いまのようなレンタル人材サービスは一般的ではありませんでした。

昔は家族や親戚との絆が強くて、近所の人とも近い、密な関係が多かったです。

困れば近しい人々に助けを求めることが一般的でしたし、誰とも喋らない日なんてなかったかもしれません。

社会的なつながりや地域コミュニティの存在が大きかったのですね。

なので、特殊な事情を持つ人が代理出席や代理参加のような形で使うくらいしかなかったんだと思います。

最近レンタル人材サービスが急速に広まったのは、コロナや社会の変化で人とのつながりが希薄になったり、より細かいニーズに応えるサービスがたくさん生まれたからだと思われます。

人材レンタルいろいろ

 

趣味や旅行、イベントにつきあってくれたり、悩みを聞いてもらったり。

スキルを売るポータルサイトなどで個人が「レンタル〇〇」を名乗ることもありますし、レンタル人材会社だとより身元がしっかりしている印象です。

ニュースで見ましたが、忙しいサラリーマンや働くお母さんに代わって、自分の親の観光ガイドとして、時間貸しの彼女や彼氏をレンタルするという利用方法もあるそうです。

それならレンタル友達や便利屋さんでもよいのでは?と思いましたが、力仕事や技術を売りにする人に比べたら、エスコート力や気遣い力が違うのかもしれません。

コロナ渦で人付き合いも減ったことで、寂しさを解消するだけでなく、人との会話の練習にオーダーする人もいるらしいです。

というわけで、有名なレンタル人材サービスをいくつか調べてみました。

おじさんレンタル

おっさんレンタル」。

名前まんまの、全国のおっさんをレンタルできてしまいます。

雑談や愚痴聞き、飲食同行、スポーツ観戦、スキルがあるおじさんなら転職や進路相談、部屋片付け、キャンプ同行なんかのリクエストにも応えてくれるもようです。

 

友達レンタル

次に、友達レンタル。

レンタル友達・フレンタ」は友達感覚でレンタルできる人材サービス。1時間500円からと博安です。

お出かけや恋愛相談、相談・愚痴聞き、お手伝いなんかもできる。

面白いのが「ライブに行く仲間をレンタル」だけでなく「ライブを見に来てくれる人をレンタル」なんていう使い方も。

賑やかさのためにレンタルする目的と、見てもらってそのレンタル人材にファンになってもらえれば一石二鳥で、面白いなと思いました。

 

彼氏のレンタル

ボーイフレンドやガールフレンドとして、デートができる人材レンタル。

星の数ほど種類があるようですが、個人的に名乗っている人より、業者から紹介してもらうスタイルのサービスが安心そうです。

たとえばここ、レンタル彼氏のカトレアという会社は、警察に届け出済だそうで、オーナーのポリシーなどもご挨拶として載せていて信頼できそうです(レンタル彼氏カトレア)。

気遣いがちゃんとできる爽やかな青年と、デート(デートの練習も)できるようで、30代の女性を中心に人気があるそうです。

 

レンタルおばさん

「レンタルおばさん」はあまりいないなあと思ったら「レンタル友達」の一部にいました。

友人が探していた「推し活」を一緒に楽しんでくれる人はここにいそうです。

個人的には、子育ての相談にも乗ってくれる!というのはすごいありがたい気がします。

その他の多くの「レンタルおばさん」は「家事代行サービス」「家政婦」に括られるようです。

こちらは、ご飯を作ったりお掃除をしたり、子供のお迎えやシッター、いわゆる「主婦業」をこなしてくれる人がメイン。

 

レンタルおじいちゃん・レンタルおばあちゃん

具体的にサービスとしては存在しませんでしたが、しいて言うならここ

愚痴聞きでも便利屋さんでもなく、結婚式の出席代理等がメインのようです。

息子の学校に、お友達をお迎えに来てくれるおじいちゃんがいて、この方は親御さんが帰るまで一緒に留守番してくれるそうなのですが、この方は「シルバー人材センター」からの派遣だそうです。

おそらく、おじいちゃん、おばあちゃんは年齢体力的に、柔軟に要求には答えられないのでネット集客はしないのでしょうね。

レンタル人材のメリットとデメリット

メリットとしては、以下があげられます。

  • 一人で過ごす時間が減り、孤独感を解消できる!
  • 新しい出会いがあり、交友関係を広げることができる。
  • 人付き合いの練習ができる。
  • リアルの知人に言えない自分の悩みや相談を聞いてもらうことができる。

対してデメリットは

  • 自分に気を使ってくれるレンタル人材に依存してしまうと、自立心が低下するかもしれない。
  • レンタル人材の質にばらつきがある。
  • お金がかかる。
  • 本当の意味の友人というのとは一線を画す
    対価を払っての関係性だという認識を持たないと、精神的に辛いときもある

まとめ

人材をレンタルするサービス。

自分ではできないことを頼んだり、ちょっと寂しいときに、おしゃべりしてストレスをサクッと解消したいときや、何かしらヘルプが必要なときに頼れそうです。

ただし、人材を借りる際には、注意がふたつ。

まずひとつ、人材紹介業としてちゃんとしているところから借りるのがよさそうです。

スタッフの研修をして倫理綱領など設けているところと、単にエントリー(登録)できるところがあるようでした。

もうひとつは、レンタル人材を借りるという行為のうち「癒しやストレス解消」のために人材を頼む場合。

あくまでも、一時的な関係で深い絆を築くのは難しいことや(不可能ではないと思いますが、前提が違うので)、相性により感情の共有が難しいこととか。

レンタルおじさんやレンタル彼氏、レンタル彼女に恋をしてしまう!なんて、ドラマや小説みたいな展開があるのかないのかわかりませんが、割り切ってはいても、代金を支払うときなどにどっと虚しい気持ちになるケースもあるみたいです。

人付き合いをお金で買う行為に凹む人も多いようですが、一人で行っても楽しくない場所や、一人では盛り上がれない、友人に話せない悩み…そんなときにはジャストマッチな気がします。

メリットデメリットを理解して、上手にサービスを利用するのがいいと思います。

私は「レンタル野菜を食べてくれる息子」が欲しいなあ。

 

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