野菜スティックとクリディテとツマ

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野菜スティックとクリディテとツマ

野菜が大好きな、くるみさんから伺った情報です。

くるみさんは、野菜スティックが大好きなんだそうです。
海外で暮らした際に、ホストママからふるまってもらった生野菜の盛り合わせが美しすぎて、以来好きになったのだとか。

バーニャカウダやクリディテが…と、オシャレな単語がたくさん出てきたので、違いを教えてもらいました。
特に、クリディテって、私は聞いたことありませんでした。
未だに食べたこともないかも…

英語だと、こんな風に言うんだよ~もあわせて紹介してもらいましたので、ご紹介します。

+++経験談・野菜スティックが大好きな私の理由 +++

野菜スティック。英語で言うと?

野菜スティック、最近コンビニやスーパーでも購入できるようになりました。
野菜スティックに限らず、野菜を美しく切りそろえて盛り付けたものが私は大好きです。

野菜スティックを英語で言うとどうなるかご存じですか?
スティックは英語だから「Vegetable Sticks」じゃないの?

正解です!
けれど、Veggie Sticks とか Veggie Stix と略すこともあるんです。
そう表記されたパッケージ菓子もあるにはあるのですが、生の野菜を棒状にカットしたものをそう呼んでいました。

野菜スティックのことは「スティックサラダ」ともいいますね。
でも、これ、英語で書くと「stick salad 」= 串に刺さった野菜サラダになっちゃいます。
メジャーになったので、通じると言えば通じるのですが…
私の中では、カタカナ英語の日本語で、BBQなどで使うお野菜のイメージ。

 

もうひとつ、カタカナ英語のディップサラダも、野菜スティックと同じ意味です。

英語では Salad Dip = 野菜につけるディップのこと。
ですので、語順が逆のディップサラダ(Dip Salad)だと、本当は、すこし意味不明になります。

ちなみに、日本語のディップサラダ(野菜スティック)のディップ。
ディップは、ソース(=dipping sauce)と言うことが多いみたい。
ディップサラダ(野菜スティック)のソース(ディップ)といった言い方をします。

英語のVegetable Sticksは、話し言葉としてあまり聞かないかも。

 

海外でも野菜スティックは人気

日本よりもずっと以前から、棒状にカットした生野菜を食べています。
「野菜の名前+sticks」のかたちで、よくいいます。

carrot sticks 人参スティック
celery sticks セロリスティック
cucumber sticks きゅうりスティック

ランチに持っていったり、ダイエット中は小腹が空いたときによく食べてました。

背の高いタッパーウェアに入れると持ち歩くことができます。
筒状のものなら日本でも簡単に手に入りますが、海外ではスクエア型のものもあるみたい。

ジップロックに入れて持ち歩くひともたまにいますが、ランチバッグに一緒に入れるのでもない限り、ところどころつぶれて水分が出るのでおすすめできません。

 

大根とDaikon

私は大根スティックが一番、好きなんですけど英語圏では大根は馴染みがなさそうです。
同じ仲間の、赤いラディッシュ(radish)は、一般的です。

大根は、英語で「Japanese white radish」または「Daikon radish」と言います。

外国で大根の美味しさを発見したひとたちが増えてきています。
「おでんの大根」や「大根おろしハンバーグ」がいかに美味しかったかを外国人の友人に熱く語られたことが、幾度となくあります。

大根おろしは、アメリカのウォルマートでも売られているらしいです。
「Daikon radish」という名がじわじわと浸透しているよう。

近い将来、「Daikon Sticks」という言葉が逆輸入されるかも。

えっ!?野菜スティックとCrudites(クルディテ)は違うものだった!?

留学していた頃のお話をしましょう。
私が、野菜そのものの持ち味や見た目に魅せられるようになったきっかけです。

ホストママが作ってくれたのが、野菜スティックの盛り合わせ。

自慢げにフランス調の発音でCrudites [クリュディテ kʁydite]だよ~と。
たぶん、彼女もちゃんと発音できてなかったんだろうけど。
私もどれがクリュディテという食べ物かわからず、きょとんとしてしまいました。

 

食べさせてくれたのは、野菜スティックの盛り合わせ。

「ふ~ん、野菜スティックはCrudites クルディテと呼ぶのか」と。そんなに野菜に興味がなかった私は思ってしまいました。

けれど、呼び名はどうでもいいのですが、生野菜だけなのにこんなに美しく盛り付けできるの!と感動したのを覚えています。

少し昔のことなので…生野菜と言えば「サラダ」。
レタスやキャベツが主で、上にトマトやきゅうりやコーン、ブロッコリー。
飾るのも、ハムとかツナ、クルトン。
美しく見た目にこだわったのはゆで卵でミモザにしたサラダ程度で、今のように豊富な種類のサラダや、カラフルなビーンズとともに供することはあまりありませんでした。

ですから、初めて見た野菜だけの美しい盛り合わせに感動。
まず、絵画みたいで見栄えがイイ。
小洒落ていて、インスタがなかった時代だけどまさにインスタ映えしてました。

要するに、クルディテは、ディップ(ドレッシング代わりのソース)が添えられた生野菜の盛り合わせです。

小皿に2種類くらいの野菜サラダや、大皿に何種類もの野菜が豪華に盛り付けられたものがあります。

クルディテは、前菜的な位置づけでオードブルとして出されることが多い印象があります。
ホームパーティーやちょっとした集まりで振る舞う、ちょっとだけよそいきの野菜スティックとでもいえばいいでしょうか。

フランス語の生(なま)という意味のクルディテ(Crudités)。
アメリカでは以前からよく知られているようでしたが、
最近日本でみんなに知られるようになったのは、アメリカ経由っぽい気がします。

パーティーやレストランなどでみるクルディテ。
大皿や木製のプレートに野菜が植わっているかのように盛り付けたり、
飛び出す絵本のように色とりどりで驚きがあります。

パーティなどで見かけるアレ。
グラスに入ったスティック状のセロリやキャロット。
そして、Hidden Valley(ヒドゥン・バレー)のランチ・ドレッシング。

そんな見慣れた前菜の生野菜もきれいですが、よりアーティスティックでおしゃれでエレガントな一品に。

盛り付けに演出があり華やかなので人目を引きます。

一般的になったのは、1990年頃の印象。
おじいちゃんおばぁちゃんは「ファンシーやのぉ~」と驚いていましたもん。
今では学校の食堂などの「野菜コーナー」をCruditesとする場所もあるようですね。

この言葉、日本では、まだ、馴染みが薄いようです。
クリディテ、クリュディテ、クリディーティなどなど。
まだ、日本語のカタカナが定まっていないようで書き方が複数あります。

バーニャカウダとクリディテ、野菜スティックの違いは?

野菜スティックとクリディテ。
ともにパッと見は、バーニャカウダと少し似ているかも。

ちなみにバーニャカウダ(Bagna càuda)は
日本ではディップと生野菜のサラダ料理とか、あるいはエスカルゴのように、オイル煮込みという位置にもとられがちですが…
本来はイタリア北西部を代表する秋冬の鍋料理なんだとか。

イタリアのピエモンテ地方の言語で「バーニャ」は「ソース」、「カウダ」は「熱い」をさすことばです。
アンチョビやにんにく入りの温かいオイル状のディップが特徴ですよね。
カリッと焼いたバゲットや、既に火を通した野菜、チーズや肉を使うこともありますね。
フォンデュのような料理だと説明されています。
イタリアでは、クリスマスや新年によく食されるんですって。
私は、無印のキットを時々使います。

野菜スティックとクリディテは、
同じ材料を使っても、カット方法や盛り付けが違いますね。
野菜スティックはその名の通り、スティック状にカットされます。

バーニャカウダの野菜のカットに規則はない気がしますが、熱いソースを使うこと、材料が野菜に限定されないことがバーニャカウダの特徴です。

場所や盛り付けで野菜の印象が変わるといえば、日本のお刺身のあれ。
つま(添え物の飾り)やけん(千切り野菜)も独特ですね。

食べる派と食べない派がいるようです。
豪華な船盛などが供された時、魚に触れていないきらきら輝くツマは食べるべきか食べないのか迷うのは私だけでしょうか。

剣(けん)とツマは、英語だと「sashimi garnish」。
間違っても「sashimi's wife」ではないですよ。

 

これらの違いを、簡単に。

・野菜スティックは、英語でVegetable Sticks。棒状にカットした生の野菜。
呼称としては、海外では「野菜名+Sticks~」が一般的。例:carrot sticks

・Crudites(クリディテ)は、生野菜とディップの盛り合わせ。
そう定義されているわけではないですが、カラフル野菜を使うと芸術的に見えます。

・バーニャカウダは、イタリア北部の料理。
フォンデュのように、生野菜・火の入った野菜・肉、パンなど好きなものを使い、温かいディップにつけていただきます。

以上、野菜の素材を活かした食べ方についてのあれこれTipsでした。

寄稿ありがとうございました!

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