処暑（しょしょ）とはいつのことをいうでしょうか。聞きなれない言葉ですね。処暑とはいつのことか、意味や行事について紹介します。
処暑はいつのこと？
処暑は、太陽の黄経が150°に到達したときのことで、年によって変わりますが、毎年8月23日か24日のことです。
期間としての意味もあり、処暑の8月23日か24日から白露の9月8日か9日の約15日間をいう場合もあります。
旧暦では7月後半です。
処暑はどういう意味？
処暑は、1年を15等分して約15日間ごとに設けた二十四節季の一つで14番目にあたります。
処暑とは、暑さが終わるという意味です。
立秋が過ぎて暑さも止まり、残暑の時期です。
昼間は暑い日が続きますが、朝夕は涼しい風が吹いて気持ちの良いころです。
処暑と台風
処暑のころは秋の台風が来やすい時期といわれています。
天候に変化があらわれやすく、昔から二百十日・二百二十日と共に「台風の特異日（台風が発生しやすい日）」とされてきました。
・二百十日（立春から数えて210日目の9月1日ごろ）
・二百二十日（立春から数えて220日目の9月11日ごろ）
しかし、根拠は特になく、統計的にも実際は処暑にはそれほど台風は多くありません。
農家にとって収穫の時期に農作物の被害が気になるころで、処暑は農家から「厄日」として警戒されてきたそうです。
まとめ
処暑は、毎年8月23日か24日のことであり、また白露までの期間を指すものでした。
厳しい暑さが続きうんざりするころかもしれませんが、朝夕は暑さが少しやわらぐ時期になってきます。
季節の変わり目は体調をくずしやすくなります。夏バテで弱っている胃をいたわりながら栄養は十分摂り、睡眠もしっかりして体調管理をしていきましょう。
