立秋(りっしゅう)とはいつのことをいうでしょうか。字を見ると秋のこところかと思いますね。立秋とはいつのことか、意味について紹介します。
立秋はいつのこと?
立秋は、太陽の黄経が135°に到達したときのことで、年によって変わりますが、毎年8月7日か8日のことです。
期間としての意味もあり、立秋の8月7日か8日から処暑の8月23日か24日の約15日間をいう場合もあります。
旧暦では7月前半です。
立秋はどういう意味?
立秋は、1年を15等分して約15日間ごとに設けた二十四節季の一つで13番目にあたります。
立秋とは、季節の変わり目で秋が始まる日です。また、夏至と秋分のちょうど中間の日です。
暑さも峠を越して、急に涼しい風がそよぎ秋の兆しを感じる時期です。
この日以降の暑さは残暑といいます。
まだまだ日中は厳しい暑さが続くため、秋になる実感はあまりないかもしれませんね。しかし、空を見上げると、空が少しずつ高く感じられるようになり、もくもくとした夏雲の上に、刷毛で掃いたような秋の雲が見えることがあります。夏の太平洋高気圧が弱まると、低気圧が日本に近づき通過していくようになり、流れるような秋の雲がみえます。いわし雲、さば雲、うろこ雲などの名前がついており、いわし雲が早く出た年は、イワシが豊漁になるともいわれています。
立秋の食べ物
立秋の日の行事食は特にはありません。
残暑見舞い
暑中見舞いは、この日から残暑見舞いに変えて出します。残暑とはいっても8月末までに出すようにしましょう。
お盆
この時期には、お盆があります。月遅れ盆といって地域によって違いがありますが多くの地域で8月のこの時期にお盆を迎える事から一般的な認識のお盆はこの頃になるようです。
お盆は先祖の霊があの世から家族のもとへ帰り、一緒に過ごすという日本では古くから行われている行事です。
お盆には家族で過ごしたり、お墓参りをして親戚一同が集まったり、僧侶が家々を回ってお経をあげたりします。
梅雨明け宣言
気象庁が定めている梅雨入りと梅雨明けの宣言ですが、雨が続く梅雨の場合でも立秋までの期間で梅雨明けの状態にならない場合は、その年の梅雨明け宣言はされないことになります。
まとめ
立秋は、毎年8月7日か8日のことであり、また処暑までの期間を指すものでした。
お盆休みの時期でもあるので、家族で帰省したり、旅行に行かれる人も多いかと思います。
秋の始まりの日ですが、厳しい暑さはまだまだ続き、涼しくなるのはまだ先になります。そのため、夏バテなど体調管理には注意しましょう。