立春という言葉を聞くと、それそろ寒さから解放されるのかなとホッとする気持ちとあたたかい春が早く来ないかと待ち遠しくなります。
立春とはいつのことでしょうか。またどういった意味があるのか、立春大吉についても紹介します。
立春はいつのこと?
立春とは、節分の次の日のことを指します。
2019年の節分は、2月3日なので2月4日が立春になります。
年によって日にちは変わってきます。
1年を24等分する二十四節気の一つで、一つ目の節気です。
立春はどういう意味?暦の上では、立春の日から春がスタートします。
立春の日から立夏の前日までの期間が春です。
春が立つということから気温の低さのピークが過ぎ、徐々に春めいた気温や天気に変わっていく時期です。
立春大吉とは?
立春のころに禅寺の門に「立春大吉」と書かれたお札が張り出されます。
立春は旧暦では、一年の始まりとされています。
立春大吉は、新しい一年を迎える立春には、その一年が厄が来ず平穏無事で過ごせるようにという願いが込められた厄除けのお札です。
立春大吉のお札を飾るのは、立春大吉の盾に書くと文字が左右対称になっていることから、鬼が家に入ってきた時、振り返っても、同じように描かれている立春大吉の札を見て、「この家にはまだ入っていなかった」と勘違いして逆戻するためと考えられています。
鬼が入ってこないため、一年を平穏無事に過ごせるということになるんですね。
立春大吉のお札は、禅宗のお寺の習慣であるため、一般には販売されていません。
そのためもし、自宅に立春大吉を飾りたい場合は、自分で手書きをして作りましょう。
立春大吉のお札を自分で作る場合
①まず、真っ白い紙を用意して、縦に長細く切ります。このとき、できれば裏が透ける和紙か半紙がいいです。
②次に、墨か筆ペンで縦に「立春大吉」と書きます。
③最後にフッフッフッと息を吹きかけて完成です。
立春の日の0時~午後7時22分の間に書くのが正式のようです。
お札の貼り方や時間
貼る時間
正式な立春時間(立春の日の深夜1時頃)を過ぎてから(立春の日の早朝)に貼るのが一番いいとされていますが、立春から雨水の間であればいつ貼ってもいいようです。
貼る場所
・玄関に向かって右に貼る
・玄関の内側に貼る場合は右の目線の位置に貼る
・神棚に供える
などいくつかあるようですが、それぞれの家の都合で張って大丈夫です。
まとめ
立春は旧暦では新年の始まりとされていた大事な日です。
また、寒い冬から春が始まる日でもあります。
その年一年が良い年を迎えられるように、立春大吉を作って飾ってみてはいかがでしょうか。