携帯電話、デジカメなどで防水や防滴のものがありますが、どちらが水に強いのかわかりにくいですよね。
また、実際どこまで水に耐えられるのでしょうか。
防水と防滴の違いは?
防水規格のひとつとしてIP規格という防水、防塵の等級を表すものがあります。
この規格では、
防滴は0~3、防水は4~8で区分します。
分かりやすく言うと、
防滴は1方向から水を受けても耐えられる
防滴は、雨にぬれても大丈夫です。しかしゲリラ豪雨までいくと耐えられないようです。
防水は全方向から水を受けても耐えられる
防水は、トイレに落としても大丈夫です。しかし、長時間の水中は耐えられないようなので、落とした場合はすぐに回収する必要があります。
IP規格とは?
IP規格(防水・防塵規格)とは、IEC(国際電気標準化会議)によって定められた規格です。JISでも採用されている電気製品の防水・防塵性能を表す規格のことです。
IP+数字2桁で表され、数字部分の1桁目が埃等の異物の侵入に対する保護の度合いを0~6の7段階で表示し、2桁目は水の浸入に対する保護の度合いを0~8の9段階で表示しています。
生活防水と日常生活防水の違い
生活防水と日常生活防水はどちらも同じ意味で、日常生活における一般的な行動範囲内であれば耐え得るとされている防水性能のことです。例えば、小雨や水はねなど日常生活で想定される程度での着水では機器の動作に不備は生じないとされています。水中での使用には適しません。しかし、 生活防水の正確な解釈はメーカーによって異なるため、詳細はメーカーに問い合わせる必要があるようです。
完全防水とは?
完全防水とは、水の侵入を完全に防ぐ機能のことです。完全防水のものは、長時間水中に入れても使用可能です。
iPhone XS/XS Maxの防水性能は?
iPhone XS/XS MaxはIP規格でIP68等級と表示されているので、完全防水といえる性能を持っているといえます。
しかし、Apple公式サイトで、
・最大水深2メートルで最大30分間
・通常の使用によって耐性が低下する可能性があるため、 iPhoneが濡れている場合は充電しないでください。
・液体による損傷は保証の対象になりません。
との記載があるので防水の条件には、注意しましょう。