年末が近づいてくると、お仕事の方も何かと忙しくなってきますよね。
忘れてはならないのが、1年間仕事でお世話になった人たちへの年末の挨拶です。
本来ならば直接会ってあいさつをするべきですが、年末の忙しいときには難しい場合もあるかと思います。
直接会えない場合は、メールを使って取引先への日頃お世話になっているお礼を伝えることや年末年始のスケジュール等を伝えたり、社内の上司や同僚に1年の感謝の気持ちや来年への意気込みなどを伝えましょう。
ビジネスで使える年末の挨拶メールについてポイントと例文を紹介していきます。
年末の挨拶メールのポイント
・基本的な謙譲語と尊敬語の使い分けはしっかりしましょう。
謙譲語は目上の人に対して自分を下げて相手を立てる言葉です。
尊敬語は目上の人を敬う意味合いで使い相手を立てる言葉です。
・なるべくメーリングリストを使って一斉送信をせず、個別におくるようにしましょう。
・年末の挨拶メールは、送る時期に気をつけましょう。せっかく送っても相手に読んでもらえなければ意味がありません。そのため、適切なタイミングで送るようにしましょうね。
●社外の人へ送る場合
先方の最終営業日の1週間前~3日前に送るようにしましょう。もし、先方の最 終営業日が分からない場合は、一般的な会社の最終営業日である12月28日の1週 間前~3日前に送りましょう。
●社内の人へ送る場合
年末の最終日の朝~昼ごろまでに送りましょう。
・年末の挨拶メールで伝えること
●社外の人へ送る場合
今年1年の取引にお礼の言葉と、年末年始のスケジュールを伝えましょう。
●社内の人へ送る場合
今年1年お世話になった感謝の気持ちと来年への抱負を伝えましょう。
年末の挨拶メール【例文】
●社外の人へ送る場合
株式会社〇〇 〇〇事業部
□□様
いつも大変お世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。
本年は格別の御厚情を賜り、厚く御礼を申し上げます。
来年も弊社一同、よりご満足頂けるサービスをご提供できますよう努力してまいりますので、より一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
なお、弊社の年末年始の休業期間は下記の通りです。
(年末年始休業期間)12月〇〇日()~1月〇日()
新年は1月〇日()〇時より営業開始となります。
時節柄、ご多忙のことと存じます。
くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。
来年も相変わらぬご愛顧を頂けますようお願い申し上げて、歳末のご挨拶とさせて頂きます。
新年も宜しくお願い申し上げます。
●社内の人へ送る場合
〇〇部〇〇殿
お疲れ様です、〇〇部〇〇です。
本年も残すところあと僅かとなりました。
今年は何かとご迷惑をお掛け致しましたが、無事に過ごせましたのも
皆様の多大なご支援のお陰であり、大変感謝しております。
来年も何かとご迷惑をおかけするかもしれませんが、
ご指導ご鞭撻のほど、どうぞ宜しくお願いいたします。
新年には、また元気な姿で皆様とお会いできますことを心より願っております。
良いお年をお過ごしください。
年末の挨拶メールの返信【例文】
年末の挨拶メールへの返信は受け取った当日中に返信しましょう。
特に年末の慌ただしい中、後回しにしてしまうと失念してしまう恐れもあります。早めの返信を心がけましょう。
返信内容は、最初に挨拶メールを受け取った事への御礼を述べる以外は、通常の年末のメールと同じで問題ありません。御礼だけでなく、自社の休業スケジュールなどもきちんと伝えるようにしましょう。
●社外の人へ送る場合
株式会社〇〇 〇〇事業部
□□様
いつも大変お世話になっております。
株式会社〇〇の〇〇です。
ご多忙にも関わらず、
ご丁寧に年末のご挨拶をいただき誠に恐れ入ります。
こちらこそ、今年もご愛顧賜りまして
誠にありがとうございました。
来年も変わることなくお付き合い下さいますよう
宜しくお願い申し上げます。
なお、弊社の年末年始の休業期間は下記の通りです。
(年末年始休業期間)12月〇〇日()~1月〇日()
新年は1月〇日()〇時より営業開始となります。
ご迷惑をお掛けいたしますが、
何卒宜しくお願い申し上げます。
今年も残り少なくなりました。
〇〇様もお風邪など引かれませんよう
お身体にご自愛頂き、新年をお迎えくださいませ。
まとめ
1年間の締めくくりとして日頃お世話になっている人たちへの挨拶はしっかりしておきましょう。そうすることで気持ちよく新たな年を迎えることができるかと思います。