大暑(たいしょ)とはいつのことをいうでしょうか。暑い時期を指すのは間違いありませんね。大暑とはいつのことか、意味や行事について紹介します。
大暑はいつのこと?
大暑は、太陽の黄経が120°に到達したときのことで、年によって変わりますが、毎年7月23日か24日のことです。
期間としての意味もあり、大暑の7月23日か24日から立秋の8月7日か8日の約15日間をいう場合もあります。
旧暦では6月後半です。
大暑はどういう意味?
大暑は、1年を15等分して約15日間ごとに設けた二十四節季の一つで12番目にあたります。
大暑とは、暑さが最も厳しくなるという意味です。
この時期は1年のうちで最も暑く、厳しい暑さにより夏を強く感じます。農家にとっては、田の草刈り、害虫駆除など暑い中での農作業がつらい節目の日です。
土用の丑の日とウナギ
「土用」とは、二十四節季の「立春・立夏・立秋・立冬」の直前の18日の期間を指します。期間中に12日で一回りする暦の「十二支」で「丑の日がある日」を「土用の丑の日」といいます。「土用の丑の日」は年に数回ありますが、一般的には夏の「土用の丑の日」をいいます。
「土用の丑の日」には、この時期の蒸し暑さで体力の消耗が激しくなるため、精力の付くウナギを食べる習慣があります。ウナギは栄養かが高くバランスに富んでいます。
ウナギが食べられるようになったのは、ウナギ屋から商売の相談を受けた平賀源内が、昔から「丑の日」に「う」の付く食べ物を食べると夏やせしないと言われていた事から「本日は丑の日」と書いて店先に看板を出すよう勧めたところ、その「ウナギ屋」がたいへん繁盛したので他のうなぎ屋も真似をするようになったのが由来です。
暑中見舞いは立秋までに
暑中見舞いは、小暑から立秋の前日までに出します。出し忘れの無いように気を付けましょう。もし、期間中に出せない場合は、残暑見舞いになります。
まとめ
大暑は、毎年7月23日か24日のことであり、また立秋までの期間を指すものでした。
一年のうちで一番暑い時期で、湿度も高くうだるような暑さが続きます。そのため、たとえ家の中にいても夏バテや熱中症には十分注意が必要です。
たとえ食欲がなくても栄養のあるものをしっかり食べ、水分補給をこまめにし、屋外の場合は日傘や帽子を活用をし、室内の場合はエアコンをつけるなどして対策しましょう。