啓蟄(けいちつ)とはいつのことをいうでしょうか。見慣れない、耳慣れない言葉ですね。啓蟄とはいつのことか、意味も合わせて紹介します。
啓蟄はいつのこと?
啓蟄は、太陽の黄経が345°に到達したときのことで、年によって変わりますが、毎年3月5日か6日のことです。
期間としての意味もあり、啓蟄の3月5日か6日から春分の3月20日か21日の約15日間をいう場合もあります。
旧暦では2月前半です。
啓蟄はどういう意味?
啓蟄は、1年を15等分して約15日間ごとに設けた二十四節季の一つで3番目にあたります。
啓蟄の意味は、地中に潜んでいた虫が戸を啓して地上はい出ることです。春の温かさを感じて、冬ごもりをしていた虫が外にはい出てくることを表しています。
啓はひらく・開放する・(夜が)明ける、蟄は、冬ごもりのために蒸しが土の下に隠れる、閉じこもるという意味です。
啓蟄の食べ物は?
啓蟄の時期には特別これを食べると縁起がいいとされる行事食などはありません。
啓蟄の行事は?
行事ではありませんが、啓蟄までには、ひな人形を片付けたほうが良いと言われています。この頃までひな人形を出したままでいると直射日光で色あせるだけでなく、しまう箱に虫が沸いたりしてしまいます。
また、ひな人形を飾っても、出しっぱなしにしていると婚期が遅れると言われています。
せっかくお祝いで飾るひな人形なので、しまい忘れてしまわないようにしましょうね!
まとめ
啓蟄は、毎年3月5日か6日のことであり、また春分までの期間を指すものでした。
啓蟄は、寒さはまだまだありますが、これから春に向けて気温が徐々に上がっていき、暖かくなってくるころですね。