血液型ダイエットというものを知っていますか?
血液型によって体質が違い、合う食べ物も変わってくるということから、そのことをダイエットに活かしてくというものです。
なかなかやせなくて困っている、という人にも食べ物の種類に気をつけて食べていくというだけのダイエット方法なので、試してみてはいかがでしょうか。
血液型ダイエットって何?
血液型ダイエットは、1966年にアメリカの自然療法医、ピーター・J・ダダモ博士が考案した食事法がはじまりです。血液型別に先祖が違うことから体質にも違いがあるため、それぞれかかりやすい病気、食べたほうがいい食材、効果の出やすい運動が変わるというものです。
もともとアメリカで提唱された当時は、ダイエット法ではなく、健康になるための食生活の改善することだったものが、今ではスタンダードなダイエット法になり、海外セレブにも人気になっているようです。
しかしながら、実際のところ科学的な根拠はないようです。最近の論文でも、多くの科学者からは否定的な見解が多いです。
それは、まだ詳しく研究されていない未知の分野であるため、全くの効果がないと断定できないといえます。
血液型ダイエットのポイントは「レクチン」
レクチンとは食べ物に必ず含まれているタンパク質です。
個々の食べ物に含まれているレクチンの型(種類)が、血液型によって合うものと合わないものがあるとされています。
合わないレクチンの95%は体外に出ていきますが、体には残る5%が蓄積されます。
それが原因で、脂肪がたまりやすくなって代謝は悪くなり、むくんだりするようになることで痩せにくくなったり、体の不調を招くと考えられています。
B型のルーツ
B型は紀元前1万年から1万5千年頃、ヒマラヤの山岳地帯で生まれました。
暑い東アフリカから寒いヒマラヤへの移動が、B型発生のきっかけと思われます。
彼らは牧畜で生計を立て、遊牧民族として生活、食べ物は主に家畜の肉と乳製品でした。
B型の人に合う食べ物
遊牧民が先祖のB型の人々は、移動をしながら生活をしていたB型の人には様々な環境で色々な食材を食べて生活をしていた為、消化能力が高いとされています。
そのため、食生活も色々なものが楽しめます。
また、唯一乳製品と相性が良い血液型です。
しかし、もともと日本人は、牛乳の乳糖を分解する酵素を持っていない人も多いので、乳製品ならヨーグルトがベストです。
B型の人と相性の良い食べ物
積極的に摂りたい食べ物:魚類、(鶏肉や豚肉以外の)肉類、
穀物、野菜、果物、ヨーグルト
豆類 | 赤インゲン豆、白インゲン豆等 |
ナッツ | くるみ |
穀類 | 米粉、オート麦 |
魚介 | さば、鮭、たら、カレイ、キャビア等 |
野菜 | キャベツ、白菜、人参、ブロッコリー、ほうれん草、さつまいも、ピーマン、茄子、山芋、カリフラワー、しょうが、しいたけ等 |
果物 | パイナップル、バナナ、ぶどう、スイカ、クランベリー、パパイヤ等 |
肉類 | 牛肉(赤身)、羊肉(ラム・マトン) |
卵、乳製品 | 牛乳、ヨーグルト、カッテージチーズ、モッツァレラチーズ、リコッタチーズ、ゴートチーズ、スキムミルク等 |
調味料 | カレー粉、ハラペーニョ、赤とうがらし、パセリ、オリーブ油 |
嗜好品 | 緑茶、飲むヨーグルト、生姜湯、バナナジュース、紅茶、ワイン(赤、白) |
B型の人と相性の良くない食べ物
なるべく控えたい食べ物:鶏肉、とうもろこし、ごま、そば
豆類 | あずき、ひよこ豆、レンズ豆等 |
ナッツ | ごま、ピーナッツ、ピスタチオ、カシューナッツ、ヘーゼルナッツ等 |
穀類 | 小麦、ライ麦、とうもろこし、強力粉、そば、タピオカ |
魚介 | ぶり、えび、牡蠣、鰻、たこ、蟹、はまぐり、エスカルゴ等 |
野菜 | トマト、かぼちゃ、かいわれ、オリーブ、ラディッシュ、アロエ等 |
果物 | 柿、ざくろ、ココナッツ、アボカド等 |
肉類 | 豚肉、鶏肉、馬肉、鴨肉、ベーコン、ハム等 |
卵、乳製品 | アイスクリーム、ブルーチーズ、うずらの卵 |
調味料 | 味噌、ケチャップ、砂糖、ウスターソース、醤油、こしょう、シナモン、ゼラチン、アスパルテーム(甘味料)、ステビア(甘味料)等、ごま油、キャノーラ油、コーン油、べにばな油、ピーナッツ油、ココナッツオイル等 |
嗜好品 | 炭酸飲料、蒸留酒(焼酎・ウイスキー等) |
以上で紹介した食品は、血液型に合う、合わない食べ物です。表の食さ材を参考に実際に試してみて体調の様子を見て自分に合う食事を見つけていくといいでしょう。
自分の体調に合った食事をしていけば、体調が整い、代謝もあがり、自然とやせやすい体につながってダイエット効果を得ることができます。
血液型ダイエットは、あまりストイックにやりすぎなくてもOKです。
なるべく控えたい食材についても、全体の20%以下であれば食べても大丈夫なのでストレスをためない程度に続けていってみましょう。