最近、油の健康効果について注目が集まっていますね。毎日摂取することで、さまざまな健康効果が得られると話題になっています。
その油の中の一つに亜麻仁オイルがあります。
亜麻仁オイルには、どのようか効能があるのでしょうか。注目されている効能と、効果的な摂取方法や保存方法について、紹介します。
亜麻仁オイルの効能
亜麻仁オイルとは、亜麻という植物の種子から搾取された油のことです。食用以外にも、インクや塗料にも使用されています。
亜麻仁オイルには、αリノレン酸が豊富に含まれていることから、様々な健康効果が期待できます。
αリノレン酸は、オメガ3脂肪酸と呼ばれるもので、必須脂肪酸の一つです。αリノレン酸は体内でEPA,DHAに変換されます。E
PA,DHAは魚の油と同じ成分で特に青魚に多い成分です。αリノレン酸は、 絶対に必要なのに体内ではつくることができず、食品からとらなければならない油の成分です。
α-リノレン酸には、
・血中の中性脂肪を下げる作用
・血栓ができるのを防止する作用
・高血圧を予防する作用
があるといわれています。
そのため、生活習慣病予防、心臓や脳の疾患リスクの軽減、アレルギー疾患・アトピーの防止、また脳を活発にする効果が期待できます。
他に、亜麻仁オイルには、ポリフェノールの一種であるリグナンが含まれています。
リグナンは、抗酸化物質として働く「植物エストロゲン」として知られています。植物エストロゲンは、大腸がんや乳がん、子宮がん、卵巣がん、前立腺がんなど「ホルモン」に関わるがんを防いでくれる効果がとても期待されている注目のポリフェノールだそうです。
さらに、インフルエンザやヘルペス、A型肝炎、B型肝炎などのウイルスに対しても、強力な免疫システムも発揮してくれるとされています。
また亜麻仁オイルには、食物繊維も含まれています。水溶性および不溶性の食物繊維がバランスよく含まれていており、腸のぜん運動を刺激して便秘解消効果が得られます。
亜麻仁油オイルの効果的な摂取方法
亜麻仁オイルは、熱に弱く酸化しやすいという特徴があります。
そのため、炒め物や揚げ物など加熱して使うのはやめましょう。熱を加えると酸化が進み、酸化した油は、毒性を持つことで体に悪影響を与える可能性があると言われています。
おすすめは、サラダやマリネ、カルパッチョなどにそのままかけて摂る食べ方です。
1日の摂取量の目安は小さじ一杯です。摂りすぎは禁物です。
毎日継続的に摂取するのが効果的です。
亜麻仁油オイルの保存方法
亜麻仁オイルは熱に弱く酸化しやすいため、取り扱いには注意が必要です。
直射日光が当たる場所での保管は避け、開封後は酸化が進むため、1ヶ月以内を目安に使い切りるようにするといいでしょう。
生臭いにおいや独特の風味で違和感を感じたらかなり酸化している可能性がありますので注意しましょう。
開封後の保存は、冷蔵庫がおすすめです。
まとめ
亜麻仁オイルには、人間に必要な体内で作ることができないαリノレン酸を豊富に含んでいます。そのため、様々な健康効果が期待できます。他にも、ポリフェノール、食物繊維と体にいい成分が含まれています。是非、毎日の食事に取り入れて、健康な体を維持していきましょう。