野菜をまったく受け付けなかったナナミさんの娘さんが、野菜大好きになったそうです。
お兄ちゃんも野菜はあまり好きではなかったけれど…
その時に克服した同じ方法でも、なかなかうまくいかず、
さらに試行錯誤して、ナナミさんは悩んだそうです。
そんな野菜大嫌いっ子への、野菜克服方法を紹介してもらいました。
+++経験談・野菜を全く食べられなかった娘が大の野菜好きになりました +++
「野菜だから食べない!」偏食家の娘に私がしたこと
我が家は、旦那も私も、野菜大好き。
小学生の息子は、幼児期は野菜嫌いだったけれど…今では生でももりもり食べるほどの野菜好き。
後から生まれた娘も、野菜が大嫌い。
娘も息子のように・・・と、思っていたのに、これがなかなか上手くいきません。
驚いたり戸惑ったりと苦戦しましたが、娘も野菜が好きになってきました。
40代の夫、7歳・小学校一年生の息子と、3歳・幼稚園年少の娘、そして私。
これが我が家の家族構成です。
パパ・40代
仕事で忙しく帰宅は深夜が多い。
夕食を帰宅後の23時頃。
好き嫌いはないけれど、昼食には、好きな揚げ物やラーメンが多いようで、栄養バランスが悪くなっていることを心配しています。
息子・7歳
現在小学校1年生。
離乳食が終わった幼児期に「野菜いやだ!まずい!」が始まりましたが、今では苦手な野菜はなく生野菜も大好き。
料理をするために切っているキャベツやにんじんなどの生野菜も、つまみ食いしています
娘・3歳
幼稚園の年少さん。
お兄ちゃん以上の野菜嫌いで、まったくと言っていいほど野菜を食べれませんでした。
それでも、幼稚園では、少し食べられるようなってきていると聞くのですが…
自宅では、おにぎり・パン・お肉ばかり。
炭水化物とお肉と卵しか食べたがりません。
野菜だから食べない!
娘は、野菜を見ただけて『これは、野菜だから食べない!』と言います。
身も蓋もないですが、「野菜はまずいから嫌」と覚えてしまったのなら、野菜と気づかせなくして克服しよう!と思い立ちます。
娘が野菜だと気がつかなければ、食べてくれるわけですよね。
野菜がどこにもみつからない「野菜たっぷりカレー」
そこで、フードプロセッサーに登場してもらいました。
人参、玉ねぎなど、すべて形が見えなくなるまで細かくして、カレーを作ります。
我が家のポイントは、じゃがいもも、細かくしてしまうこと。
口に粒があたって吐き出されることがないよう、さらに圧力鍋を使って、本当に形が見えなくなるくらいまでトロトロにしています。
このカレーは娘も大好きで、野菜だ!と怒ることもなくぱくぱくと食べてくれます。
野菜不足になりがちな旦那にもぴったりです。
栄養が多いと言われているニンジンの皮も、もちろんすべて入れてしまいます。
甘じょっぱ~い厚焼き卵に「刻み野菜」
また、娘は卵が大好きなので、刻んだ野菜を混ぜて厚焼き卵にしています。
大葉、ほうれん草などの葉物野菜は緑が目立ちますが、細かく刻みます。
ポイントは、砂糖やおしょうゆを多めに入れて味を少し濃いめにすること。
そうすることで、野菜の香りも、刻んだ野菜から出た汁で卵汁が濁ったのもごまかせます。
お子さんの好みによると思いますが、
娘はネギとほうれん草の組み合わせは、臭みや苦みが出たのか、ダメでした。
けれど、大葉はOKでお気に入りになったりと、やってみないとわからないなあ~という感じです。
また、ハムなど、娘の好きなものを、野菜よりも少し大きめに混ぜて目をそらします。
卵焼きだと、完全に野菜の姿を消すことはできないのですが、
できるだけ野菜に目がいかないように工夫しています。
今でも、緑が目立つ厚焼き玉子だと食べてくれないことがあるので、
少しずつ野菜を加えて、見た目のバランスも考えて抵抗を少なくするようにしています。
手作りにこだわらず、市販の「野菜ジュース」も活用
少量でも野菜を取らないよりは!と思っています。
ですから、手作りじゃなきゃダメ!というこだわりもあまりありません。
市販の野菜ジュースで、なるべくお砂糖が少ないものを買い置きして、
朝の喉が渇いてるタイミングで飲ませています。
生野菜好きの息子は、娘のために買った、粒入りの野菜ジュースが気に入ってしまい、
買ってくると息子ばかり飲んでしまうのですが…(笑)、
くだもののジュースみたいで甘いね!と息子が喜んで飲むので、娘も一緒になってたまに飲んでくれます。
素材がいいのか、思いのほか甘みがあるからかもしれません。
そういったものは少し高いのですが、
娘が少しでも飲んでくれると、よかった、高くてもありがたい~と思います。
野菜たっぷり味噌汁で、夫の健康管理も
もう一つの気がかりは、昼間は脂っこいものを多く食べて、夜遅く帰宅する旦那。
こちらの野菜不足を解消するためには、
毎日、最低でも4種類以上の野菜を入れて味噌汁を作っています。
時間がたってもサッと温め直せばいいので、待たせずに確実に野菜をとってもらえる、良い習慣になっています。
野菜嫌い+野菜不足の克服の裏には数々の失敗も
もちろん、すべてが、すんなりいったわけではないのです。
まず、野菜を細かく切るのが大変です。
わからないようになるべく細かく切る作業が本当に面倒。
それは、フードプロセッサーを利用して時間がかなり短縮できるようにはなりました。
今でこそ野菜大好きの息子も、娘と同じ歳のころ、全く野菜を食べられませんでした。
出された野菜は全て吐き出す、幼稚園でも全く食べない。
野菜見えないカレーと野菜入り厚焼き卵から、だんだん野菜に慣れていき、小学校に入学。
『給食で食べれないものがない!』と自信たっぷりに言っています。
娘は、カレーの味が好きなので、今は野菜の存在に気がつかないで食べてくれています。
けれど、チャレンジでセロリを入れてみた時だけ『これは、たべれない!』と。
やはり大人でも苦手な人が多い野菜は、カレーの香辛料の強さでも消せないようです。
厚焼き卵は、前にも書きましたが、ねぎとほうれん草では食べてくれなかったです。
大葉の厚焼き卵は、大好物になり、作って欲しいと言ってくれるようになりました。
緑色が見えていても大丈夫なんだ!と意外でした。
『すごいね!野菜食べれたね!』と厚焼き卵を食べられた後に
繰り返し褒めていたら、やがて大葉の天ぷらを食べれるように!
その延長で蓮根の天ぷらも食べれるようになりました。
娘の場合は、こうやって一歩ずつですが、少しずつ食べられる野菜を増やしています。
娘だけじゃない。家族のための野菜料理
息子は、野菜が大好きなので具沢山の味噌汁を大変気に入っています。
毎回2杯は飲んでくれているので嬉しいです。
旦那も、味噌汁だと帰ってすぐに手頃に野菜が取れると喜んでくれています。
娘もだんだんと好きな野菜が増えてきています。
野菜を食べれず、出された野菜は全て吐き出す息子と娘。
今では、野菜好きの息子と少しずつ食べれるようになってきた娘。
家族に同じ料理を準備するのは一苦労ですが、組み合わせや切り方、調味料を工夫することでだんだんと克服できました。
食べるまで抵抗があるのはは大人も同じじゃないのかな?と最近では、思っています。
食べなくてもとりあえず子供の皿にのせてみる。
こんな野菜もあるのだよ!と教えてあげることも大切なのかな?と前向きに考えてます。
子供が食べないと本当に心配ですが、外の世界が広がれば
『自分だけ食べないのは、恥ずかしい!』など、自分でもいろいろ考えるようになってくるのかなとも思います。
私は、野菜大好きなので、一緒に美味しいもの食べれたらいいなと思います。
けれど、それが相手にとっては美味しいと感じないものなら、
無理して食べさせても、子供も大人も楽しくないですよね。
無理せず楽しく食事ができるのが1番いい方法かもしれないと思っています。