長崎・五島で島暮らし。塩作りと民宿経営で充実ライフ

離島と聞くと、長期休みに訪れる観光地・住むには不便そう・就職先がないのでは…などと普段の生活とはかけ離れているイメージですよね。島暮らしをしてみたいけどあきらめているそんな人も多いのではないでしょうか?
田舎暮らしの本12月号では、五島列島へ移住した人々の暮らし方を大特集! treasuresは、2006年に福江島に移住した佐藤夫妻の暮らしに注目しました。

12月号P58-59島暮らし

若いころからヨットに乗るのが好きだった佐藤洋夫(なみお)さんが妻の昭子(あきこ)さんと最初に移住したのは、カリブ海に浮かぶアメリカ領ヴァージン諸島のセント・トーマス島。
「日本人向けにヨットをチャーターする会社をやっていました。バブルのころで、日本にはない旅の形を提供したかった」という洋夫さん。業務と共に別荘の管理の仕事などもこなし、現地の暮らしに溶け込んでいった。しかし、14年が過ぎたころから「日本人だったら、最終的には、やはり日本で暮らしたい」と考えるようになり、帰国を決意。2005年8月に昭子さんの実家がある長崎へ戻った。
五島列島の福江島は昭子さんの父親が生まれたところでもあり、2人は、家探しを兼ねて遊びに行ってみることにした。そして、島へ渡ったときの驚きを、声を揃えてこう言う。
「美しい海と入り組んだ島の眺めがセント・トーマス島にそっくりだったんです。迷わず、ここに住もうと決めました」

福江は、五島市の人口約4万人のうち、3万6000人が暮らしている五島列島最大の島で、不動産屋もある。物件のほとんどが町中にあったが、唯一、郊外で紹介されたのが、現在住む半泊(はんどまり)の物件だった。「5軒だけの小さな集落ですが、山、川、海と、あらゆる自然の要素が揃っていて気に入りました。家は築85年で雨漏りもしていましたが、隣にあった牛小屋を改装して、寝泊まりしながら大工さんと一緒に直したんです」と楽しそうに語る洋夫さん。

現在、ヨットを小さな漁船に乗り換えた洋夫さんが獲るのは魚ばかりではない。潮を汲んで塩をつくり、ウエブや地元のレストランなどで販売し「まろやかでおいしい」と評判だ。また、元牛小屋をさらに改修して、民宿「コテージ・スモーキィ」を開業。宿泊は1組限定で、薪ストーブや五右衛門風呂、BBQグリルなど、木と火を身近に感じながらゆったりと過ごせる設備が充実している。最近は、ニホンミツバチの養蜂も始めたとか。また、 「セント・トーマス島でやった庭仕事などが、今になって生活にとても役立っています」と昭子さん。
日々の充実が、これまでの人生が土台となってできたものだと物語るようないい笑顔だ。

(文・写真/吉田智彦)

詳しい情報は、本誌57ページからの「五島列島徹底リポート 島暮らし再発見!」にてご確認ください。

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