又吉直樹が受賞した芥川賞、受賞作家たちのその後

お笑い芸人・又吉直樹が受賞したことで、例年より注目度が増した芥川賞。歴代の受賞者にはあの大物作家たちもいるが、受賞から数年後には名前を聞かなくなった作家も多い。宝島10月号では、文芸誌の編集者に受賞者のその後を聞いた。

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お笑い芸人「ピース」又吉直樹(35)の勢いが止まらない。芥川賞を受賞した作品『火花』は200万部を軽く突破し、これまでの芥川賞受賞作売り上げトップだった村上龍『限りなく透明に近いブルー』(1976年受賞)の131万部を抜いて歴代1位の記録を打ち立てた。長い氷河期が続く純文学市場にとっては誠に喜ばしいニュースではあるのだが、こうなってくると読者の作家・又吉直樹に求めるハードルの高さが上がってくることは必至だ。
「芥川賞の賞味期限は10年、というのが文芸編集者の合言葉です」
というのは中堅の文芸誌編集者だ。
「昭和の時代であればいざ知らず、いまは芥川賞を受賞したとしても、その後受賞第一作が売れる作家は本当に少なくなった。芥川賞が総合的な意味でいまなお純文学最大の新人賞であることは間違いありませんが、10年後に職業作家として生き残っている人は少数派です」
歴代の芥川賞受賞者リストを見ても、戦後から20年ほどは井上靖、安部公房、松本清張、吉行淳之介、遠藤周作、石原慎太郎、開高健、大江健三郎といった、時代と対峙し続けた大物作家たちの名前がズラリと並ぶのだが、近年の受賞作家名となると、一般的にはさほど知られていないというのが現実と思われる。
90年代以降の受賞者を眺めてみても、受賞後、一般世間で話題になるような作品を発表できている作家はほとんどなく、実質「一発屋化」している作家は決して少なくない。なかには海外に移住するなど完全にフェードアウトし、その名を語ることがタブー化しているケースも見受けられる。
こうなると、余計なお世話とはいえ芥川賞の受賞は本当に作家にとって幸せなのかという根本的な疑問すら湧いてくる。

 
詳しい情報は、本誌4ページからの「又吉直樹は知らない『芥川賞作家』のリアル」にてご確認ください。

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