出生率は2.03人! 長野県下條村の子育て世代に嬉しい支援事業とは?

日本アルプスに囲まれ、過疎に悩まされていた長野県の人口4000人の小さな村で、全国平均を大きく上回る出生率! その背景には、子育て世帯のかゆいところに手が届く数々の支援事業があった。田舎暮らしの本9月号にて、詳しく紹介しています。(文・写真/吉田智彦)

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◆長野県下條村
長野県最南端に位置する下伊那郡にあり、標高332mから828mにかけて34カ所の集落がある。人口約4000人。東京から中央自動車道を使い、三遠南信自動車道天龍峡ICから国道151号で約3時間20分。名古屋からは同じく天龍峡I C経由、国道151号で約1時間40分。

 下條村が村営の若者定住促進住宅の建設に乗り出したのは、18年前の平成9年のこと。広さは約65平方メートルの2LDK、車2台分の駐車場が付いて、家賃は月3万4000円と格安だ。
「入居者を募集したところ、待機希望者が出るほどで、追加して建てていきました」と下條村総務課の堀尾伸夫さん(60歳)。現在では10棟124戸が村内外の子育て世帯を受け入れ、村の活性化に一役買っている。
 下條村は出生率の高さで知られる。全国の合計特殊出生率が1.42人なのに対し、下條村は2.03人(共に平成26年)と平均を大きく上回っている。
 「国の補助金を使わず、村の単独事業でつくった理由は、子どもが増えるような入居条件を付けたいからです」
 堀尾さんが言う条件は、大きく分けて2つある。1つに年齢は問わず子育て中であること。2つに村の行事に参加すること。全村挙げての運動会や消防団活動などに出て地域に溶け込むことは、もともと定住に欠かせない大きなポイントだ。苦手な人もいるかもしれないが集合住宅で同年代の親同士が助け合うことができ、孤立する心配も少ない。
 子育て世帯に優しい環境は住居だけにとどまらない。出産や入学の都度、祝金が出る。そのほか、保育所に同時期に2人以上入所した場合、保育料が第2子で半額、3歳以上の3子以降で無料。医療費も高校生まで無料化されている。
 111人の子どもが通う下條保育所では、ユニークな取り組みが行われている。毎年入園したばかりの4月から約1カ月間、年少年長の垣根を取っ払って一緒のクラスで過ごすのだ。所長の生嶋利子さんは、その意義をこう説明する。
「クラスが分かれたあとも、年長さんがお昼ご飯を食べ終わると年少さんの部屋に行って食べさせてあげる子がいるほど、親密な関係ができるんです」
 その同じ顔ぶれで、村に1校ずつある小・中学校に進む。中学校を卒業するまで、のびのびと成長していける一貫教育のような土壌があるのだ。

詳しい情報は、本誌18ページからの「信州で選ぶ!」にてご確認ください。

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