シェアハウスに地域問題を解決したい若者が集う。兵庫県丹波市「みんなの家」

気軽に田舎暮らしを始めるなら、貸家が好都合だ。けれど物件が不足しているのが難点。田舎暮らしの本6月号では、全国から集めた希少な田舎の賃貸物件を一挙公開する。地方で続々誕生中のシェアハウスもご紹介! 今回は、兵庫県丹波市にある、移住者が中心となってオープンしたシェアハウス「みんなの家」の情報をお届け。地域の課題を解決することに興味のある“よそ者”が共同生活をしている。(文/浅井麻美[ココホレジャパン] 写真/木下清鷹)

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「みんなの家」がオープンしたのは2013年1月のこと。きっかけは 「みんなの家」代表の井口元さん(32歳)が丹波市を訪れたことから。
「僕は大阪生まれの大阪育ち。仕事もIT系でバリバリやっていました。しかし30歳になって『俺このままでいいんかな』と思うようになりました」
 田舎を持たない井口さんは田舎に憧れていた。その夢をかなえるべく12年の10月、今まで築きあげてきたキャリアをきっぱり捨て退職した。
「その土地で一からできる仕事がしたいと思いました。模索していたところ、知人の市議会選挙を手伝うためにはじめて丹波へ行きました。そこで知人の後援会会長をしていた現『みんなの家』のオーナーの前川さんに出会って、『丹波に来ないか』と誘われたんです」
 前川さんの知人の家(元製材所)が空き家だったこともあり、そこに移住をと打診された井口さん。1人で住むには広過ぎる一軒家だった。
「そこをシェアハウスにすることを思いつきました。しかしただのシェアハウスでは田舎に来てくれる人は限られてきます。丹波市は典型的な地方で問題や課題が山積みです。地域を活性化する起爆剤は“よそ者・若者・バカ者”と言うじゃないですか。まさにそんな人材をここに呼んで一緒に地域が抱える問題を解決しようと思いました。1人じゃ寂しいですし(笑)」
 こうして目的を持って移住する人を受け入れるソーシャルなシェアハウス 「みんなの家」がスタート。ある者は地場野菜を使ったカフェをやりたい、ある者はバイオマス燃料で森林の間伐問題を解決したいなど、1年半の間に12人が入居した。そんななか、 「みんなの家」は法人化をして、課題解決を収益につなげるシステムづくりにも力を入れる。
「家だけあっても人間は生きていけません。仕事をつくり、自分たちが暮らす町の問題を解決して住みやすくすることも大事だと思います。きっかけは『田舎に暮らしたい』でいい。来たらどうにかなります。僕も一からこの土地で仕事をつくりましたから」
 今年度からは、市からの委託を受けて、移住希望者向けの相談窓口もスタートさせた。
「田舎暮らしの入り口に『みんなの家』があればいいなと思っています。丹波市に移住したい人はどんどん相談してください!」

詳しい情報は、本誌14ページからの「気軽に住める! 人気の貸家166」にてご確認ください。

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