『万引き家族』「社会と人間の境界面を見るような映画に」是枝監督 独占インタビュー

是枝裕和監督の最新作『万引き家族』が、第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で、最高賞であるパルムドールを受賞しました。日本映画が同賞に輝くのは、1997年に公開された今村昌平監督の『うなぎ』以来、21年ぶりとなる快挙です。

ただいま発売中の『smart』7月号では、映画『万引き家族』を大解剖。描き下ろしまんがや監督×リリー・フランキーさんの豪華対談などを掲載しています。

今回は同誌から、監督の独占インタビューを特別に一部だけご紹介。
実際に起きた年金詐欺事件に着想を得たという本作。作品に込められた想いを、是枝監督に伺いました。

―『万引き家族』は、一見明るく幸福そうですが、それぞれが大きな秘密を持っています。是枝さんは、常に欠落のある家族の姿を描き続けていますが、何かきっかけがあれば教えてください。

「特にきっかけはないし、自分が家族を描き続けている作家だという意識も希薄です。『海街diary』なんかは家族の話だけど、本当に描きたかったのは街と時間だし、今回の『万引き家族』にしても、社会と人間の境界面を見るような、視野の広い映画にしたいと思いました。ただ、映画は誰かと誰かの関係を描いていくものなので、家族という器を用意すると描きやすい。それくらいですね」

―映画の中で、一家が暮らす小さな家を俯瞰で映すシーンがありましたね。「社会と人間の境界面」という言葉が、そこに象徴されているような気がしました。

「そうですね」

―本作は、実際に起きた年金詐欺事件に着想を得たと伺いました。おばあさんの死を隠して、年金を受け取り続けていたという。

「傍目(はため)にはひどい家族ですよ。『おばあさんを食い物にして』と世間から批判されたし、その通りだと思う。でも、明らかに嘘としか思えない『離れたくなかったから』という言い訳を聞いて、その裏にあるものを想像してみたくなったんです」

*****

さらに細野晴臣さんが手がけた映画音楽についてや、役者陣への想いなども明かしているインタビュー全文は『smart』7月号62ページに掲載しています。お見逃しなく!

『smart』7月号
特別付録:ヘッド・ポーター特製 LEDランタン

Photography_DAISHI SAITO
Interview&Text_TAKAHIRO KIKUCHI[Shirokuma office]

※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください

↓是枝裕和監督が自ら描き下ろした小説『万引き家族』も発売中!

『万引き家族』
著者:是枝裕和

映画情報:『万引き家族』

■上映情報
公開日 : 6月8日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
配給 : ギャガ

■CAST
柴田治 : リリー・フランキー
柴田信代 : 安藤サクラ
柴田亜紀 : 松岡茉優
柴田祥太 : 城桧吏
ゆり : 佐々木みゆ
柴田初枝 : 樹木希林
ほか

■STAFF
監督・脚本・編集 : 是枝裕和
音楽 : 細野晴臣(ビクターエンタテインメント)
ほか

■公式サイト
http://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/

■公式Twitter
@manbikikazoku

©2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.

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