【広島カープ】祝リーグ連覇!前回と今シーズン、強いのはどっちだ?

今年も広島の街が真っ赤に染まった! 圧倒的な強さでリーグ連覇を果たした広島東洋カープ。連覇してこそ本当に強いチームといわれるが、カープは37年前にも1度経験している。「カープ黄金時代」と呼ばれる山本浩二、衣笠祥雄、江夏豊、高橋慶彦ら豪華布陣で達成した1979年・80年の連覇だ。この「第一次黄金時代」と、37年ぶりの連覇となった現在の「第二次黄金時代」。オールドファンならずとも「果たしてどっちの時代のカープのほうが強いのか」と思いを巡らせるファンは多いのではないだろうか。

時代も違えば、野球そのものも変化しているため、単純にどちらが強いとは言い切れない。特に打撃力は驚くほどの進化を果たし、反比例するように投手は「分業制」を余儀なくされている。当時は当たり前だった「イニングまたぎ」のリリーフも、現在ではほとんど目にしなくなっている。

 

黄金期の「共通項目」

そんな中、黄金期における「共通項目」がある。
両方の黄金チームに見られるのが「上位打線の固定」である。

カープ第一次黄金時代の核は「1番」と「4番」だった。安打製造機・高橋慶彦が塁に出て、2・3番打者がつなぎ、4番の山本浩二がホームに還す。2・3番を担ったのは衣笠祥雄やライトルらだったが、1番と4番が不動であることは、連覇の大きな要因だった。

一方、現在の不動打順は「タナキクマル」、すなわち1・2・3番の3人だ。
不動のリードオフマンである田中広輔は、打率・出塁率・長打率・安打数でいずれも昨年を上回る数値を残した。田中のあとを受ける菊池涼介は、WBCの疲れもあったためか、安打数・打率・出塁率など昨年ほどの数値は残せなかった。しかし、犠打数は昨年を6つも上回り、また記録に残らない進塁打も目についた。田中の盗塁成功率が高まったのも、2番でアシストをする菊池の存在が大きかった。

3番は今季のMVP候補、丸佳浩。打率・本塁打数・盗塁成功率・出塁率などほとんどで昨年を上回った。特に「得点圏打率」は、昨年の.277から.325へと著しく上昇するなど、勝負強さは格段に進化した。

この「不動の上位打線」が、今季のカープの強さを物語っている。
カープが黄金期を迎えるといわれるのも、この「不動の3人」がいるからこそ。4番の鈴木誠也が復帰すれば、歴史に名を残す「上位打線」となるだろう。

 

 

本当の「黄金期到来」のカギは「若い選手」

「前回と今回の連覇、どちらが強いか」という質問に、RCC中国放送の一柳信行アナウンサーは、次のように答えている。
「前回の方が強い気がします。前回の連覇のときは主力が30過ぎで、今の選手より、もうちょっと年齢が高めでした。その分、何年も続けて結果を出していた人が主力でしたよね。逆に言えば、現在のチームの方が、主力選手の年齢も若く、伸びしろは大きいと思います」

冒頭で「前回の方が強い」と答えているのは、プロ野球史に残るドラマ性が強烈な印象を残したからだろう。特に、絶体絶命の場面を切り抜けた「江夏の21球」におけるドラマは、江夏もさながら、衣笠祥雄、水沼四郎、そして指揮官・古葉竹識。それぞれの苦悩や葛藤、技術、ベンチワークがあってこそ生まれたものである。

本誌『カープ 新黄金時代へ』では、「クリーンアップ」「先発」「リリーフ」「控え選手」「采配」などあらゆる角度から当時と今の「強さの理由」を比較・検証している。強かったころのカープ、そして今の強いカープ。それぞれの「黄金期」の強さの源泉に触れてほしい。

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