1年の大半を村で暮らす“二地域居住”

会社勤めや子育てを終えて、「自由な時間」が手に入る60代。田舎で第二の人生を謳歌するのはコツがある。田舎暮らしの本2月号では、シニア移住を実現した先輩移住者に、移住に踏み切った理由、失敗談、家やお金、医療など、気になることを伺った。(文/山本一典 写真/曽田英介)

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移住者:栗原勇三さん(70歳)、幸子さん(67歳)
住まいのケース:二地域居住
東京都←→福島県鮫川村(田舎暮らし歴4年目)

東京の区役所に勤めていた栗原勇三さんが、福島県鮫川村に初めて足を運んだのは約20年前のこと。職場の同僚から「故郷の隣村でユニークな活動をやっている」という情報を耳にしたのがキッカケだ。
「都市と農村の交流ができる田舎を探していたんですが、ここに来たら広大な牧場で焼き肉まつりをやっている。役場の人も都市との交流に熱心で、素晴らしい地域だと思いました。それから年に3~4回、村に通って農作業を体験したり、パラグライダーを楽しんでいたんですよ。昔から『田舎暮らしの本』は読んでいたし、いつかは田舎で暮らしたいという気持ちもありました」
交流から田舎暮らしの世界に近づいたのは6年前。少しでも地域の役に立とうと「鮫川村を勝手に応援する会」を立ち上げ、1人1万円で20kgの有機栽培米を配布する田んぼのオーナー制度を始めたのだ。目黒区在住の人を中心に約20名が参加し、地元の人と一緒に田植え、草刈り、収穫、天日干しの稲架掛けで汗を流してきた。ボランティア活動なので、地元からお金は一切もらっていない。地域を応援したいという思いが伝わってくる。

この活動から妻の幸子さんも行動を共にするようになった。民間企業を定年退職して、自由の身になったのだ。早速村を回るために車の免許を取得し、地元の人たちと積極的に交流。地域の女性たちとはすっかり親しくなった。また、図書館や学校で子どもたちに本の読み聞かせまでやっているというから、じつに行動的だ。
「交際を深めようと思ったら、まず自分から行動しないと。女性のほうがコミュニケーションがとりやすいし、交際が広がって主人も感謝してくれているみたいです」とほほ笑む。
勇三さんが職場を退職するころ、役場から貸家の情報を取得。3年半前から3月~12月を村で過ごす生活が始まった。交流、地域支援を経て、本当の田舎暮らしにたどり着いたのだ。
「冬は寒いし、やることがない。子どもたちがいるので、東京で過ごしています。でも、3月20日ごろになると、すぐここに戻ってくるんですよ。薪で焚く村の温泉『さぎり荘』にも早く入りたいですしね」と勇三さん。
お2人はこの温泉が大のお気に入りで、週に2、3回は通っているそうだ。また、村では約1反の畑も借り、夫婦で思う存分に野菜づくりを楽しんでいる。まさに理想的なセカンドライフだ。

さらに詳しい情報は、本誌81ページからの「60歳からの田舎暮らし成功の秘訣」にてご確認ください。

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