チェコ&ドイツからお届け!ノロの最新旅レポート[世界を旅するネコ 番外編なノダ!]

 

この原稿、プラハからヘルシンキへ向かう機内で書いております。そう!またまたノロと旅に出ているのです!

今回はチェコ~旧東ドイツを巡る旅。ノロの最新の旅の様子を、目映い(まばゆい)初夏のヨーロッパの風景とともにお届けします。夏の旅行に向けて、気分を盛り上げていただけたら幸いです。

 
■トランジットも余裕~。旅猫ぶりに磨きがかかるノロ 
飛行機はフィンエアー(フィンランド航空)のヘルシンキ経由便。ドイツやフランスの航空会社と比べて、ハブ空港までの飛行時間が2~3時間ほど短くなることと、「エコノミー・コンフォート」という猫連れにはありがたい(※)足もとが少し広めのシートの設定があるため、最近愛用するようになりました。
※猫はケージやバッグに入れて機内持ち込みが可能。飛行中は足もとの前席下のスペースが定位置になります
 

今回はヘルシンキ・ヴァンター空港での乗り換えを含む合計15時間の旅になるのですが、実は一番タフだったのが、このノロ……。


プラハ空港にて

機内での食事はもちろん、トイレは大も小もきっちりときめ、その他の時間は脇目もふらず爆睡して体力温存。時差ボケでぼろぼろの我々とは対照的な、キレッキレのコンディションでのプラハ入りでした。


 毎度のことですが、ホテルに着いて一通りのチェックを終えたら、もうこのリラックスぶり……。

 ■プラハ(チェコ共和国)
ノロは散歩が趣味でして、家では毎朝5時くらいにベッドまで起こしに来るのですが、これが旅先であっても容赦してくれません。部屋の入り口に外向きに座り、扉と我々を交互に見つめながら「散歩連れてって」と訴えるノロ……「お前は犬かっ!?」

……というわけで、まずは「カレル橋」へ。日中は竹下通りのような混雑ぶりをみせるプラハ観光の中心地ですが、早朝なら人影もまばら。橋の中央にあるパワースポット「聖ヤン・ネポムツキー像」のレリーフとプラハ城のツーショットという競争率の高い構図(上写真)も、この時間帯なら思いのまま!

朝の散歩&撮影から帰ったら、あとの時間はノロは部屋でのんびり。僕らも優雅にのんびり~、と行きたいところですが、こんな素敵なインテリアなもので、ついついせっせと撮影を続けてしまう悲しい性(サガ)……。
 

■ドレスデン(ドイツ)
プラハで数日過ごしたのち、ドイツのドレスデンへ。


 郊外にも足を延ばしたかったので、レンタサイクルを借りて観光しました。

 ドレスデンといえば夜景。ライトアップされた重厚な旧市街を歩いていると中世にタイムスリップしたかのような気分を味わえます。なので、ここでは夜も散歩に出かけました。


ライトアップされたタイルの壁画「君主の行列」。2万5千枚ものタイルはなんとマイセン製!

■古城ホテル(フルボカー城・チェコ共和国)
ヨーロッパには古城ホテルがたくさんあるのですが「チェコで最も美しい城」に泊まれると聞きつけて予約したのがこちら。


Hotel Štekl(ホテル シュテクル)★★★★

部屋からこうして中庭を眺めては「さすがに古城ホテル、雰囲気あるね~」などと感動しきりだったのですが、どうやら本丸は隣にあることが判明。翌朝いそいそと出かけて行ったところ……


どーん!

隣に絵に描いたような白亜の巨城が鎮座していたのでした……。ホテルもそれなりに重厚感があって素敵なのですが、本丸はスケールが違いました。

建物も中庭もホテルはこの縮小版といったかんじ。もともと城を模して作った付帯設備をホテルに転用したもののようです。
(……とはいえ、ホテルとしては素敵なので、おすすめです)

 
■チェスキークルムロフ(チェコ共和国)
12年前にノロを連れて訪れた時は、LOMO(ロモグラフィー・ロシア製のフィルムカメラ)でピンぼけの写真しか残せなかったため、雪辱(?)を果たすべく再訪しました。

 この町はそこかしこに描かれた「壁画」が特徴で、上の写真や下の写真の壁面の石積み、実はすべて「だまし絵」なのです。元は町の財政難から編み出された苦肉の装飾技法とのことですが、今ではそれがこの町におとぎ話のような風情を与えているのだから面白いものです。

 
だまし絵だって極めれば世界遺産!

好天に恵まれ、きちんと写真に収めることができ、12年越しの宿題を終えた気分で町を後にしました。

こんなかんじで、元気に旅を続けております。

ノロはちょうどこれを書いている機内の足もとで「モバイルトイレ」で大と小をキメたところ……。彼の順応性もさることながら、狭い機内で器用に腰を曲げ、それをサポートする妻の体の柔らかさにも感謝です。

ノロのひとこと
「これが『モバイルトイレ』なノダ。したくなったら『ニャー』と言ってしらせるノダ!」
※写真は機内ではなく空港のロビーでの使用例です

*次回は7/16(日)更新予定です

illustration: Tomoyuki Okamoto

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■著者プロフィール
平松謙三(ひらまつ けんぞう)

1969年、岡山県生まれ。
2002年から現在まで、黒猫の「ノロ」と37カ国を旅し、世界の美しい風景とノロを写真に収め、書籍やカレンダーなどを通して発表している。
ふだんは八ヶ岳南麓の山小屋に暮らし、フリーで、グラフィックデザイン、WEBディレクションなどを行う。
趣味は自転車と薪作り。

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世界を旅するネコ(小社刊)
クロネコノロの飛行機便、37ヵ国へ
著者:平松謙三 写真・文

アルプス、地中海、ピラミッド……
37ヵ国を巡ったノダ。

飛行機も客室で!? 旅する猫のフォトエッセイ。

童話やアニメの話ではなく、本当に世界中を旅するネコがいます!黒猫の「ノロ」は、2002年から2016年現在まで、飼い主の平松さんと一緒に世界37ヵ国以上を旅行しました。ヨーロッパを中心にアフリカから中近東まで、美しい風景とノロの写真に、思わずほっこりする旅エピソード(猫エピソード)がぎっしり。ペットと海外旅行をするためのハウツーも満載です。加えて、アートディレクター・寄藤文平氏による装丁も光ります。

↓書籍「世界を旅するネコ」はこちらからもどうぞ!
「The Official NOROSHOP」

※誌面画像、イラストの無断転載はご遠慮ください

 

 

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