相撲史を彩る異色力士、小錦の今

 たとえ時は流れても、人がそこにいる限り、物語は決して終わらない。宝島2月号では、あの有名人の「いま」とその波乱万丈の人生を紹介する。(取材・文/岡田晃房 撮影/山田隆)

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 相撲史を彩る異色力士と言えば、この人をおいて語るわけにはいかない。ハワイの黒船と呼ばれ、入幕2場所目、優勝争いに加わった小錦である。現在急上昇中のモンゴル出身・逸ノ城と重なるが、あの異形の力士はどうしているのか。
 六本木の高級アパートメントのラウンジで会った小錦を見て、驚いた。かつて300キロ近くあった巨体が半分になっているのだ。
「6年前、胃の縮小手術を受け、ゴルフボールくらいになったのね。食べる量を減らして痩せないと、長生きできないと医者から言われた。まさか、こんなすばらしいハニーを残して死ねないでしょ。それで思い切って手術に踏み切ったんだ」
 傍らに腰掛ける千絵夫人を時折見やりながら、小錦はインタビューに答えた。1998年に相撲界を離れる際、芸名として小錦の名前を使わないよう当時の高砂親方(元小結・富士錦)から通告された。そのため、芸名はKONISHIKI。しかし2004年に改名手続を行い、戸籍上は小錦八十吉、妻千絵となっている。
「体重は一時150キロ近くにまで落ちたが、いまは170キロ。胃が小さくなったので、1回の量を少なくし、5回くらいに分けて食べているよ。お酒はほとんど飲んでない。和食中心の食事で、塩分も糖分も控えめ。味付けが濃くて、甘いハワイの食べ物がしんどくなることがあるよ」
 現在の仕事は音楽プロデューサーである。NHK・Eテレの「にほんごであそぼ」では、メインキャラクター「コニちゃん」として登場。ハワイアンシンガーとしても活躍し、アルバムを多数発売している。
「その他にもコンサートやイベントを行い、大使館の仕事で海外出張することも多いんだ。一頃のようにテレビCMに起用されることはあまりないけど、毎日充実しているよ」
 小錦で思い出すのが旺盛なボランティア精神だ。1995年の阪神・淡路大震災の際も、真っ先に被災地にかけつけ炊き出しを行った。97年には「KONISHIKI基金」を設立、ハワイの子どもへの就学援助や日本との文化交流に力を注いでいる。
 2011年の東日本大震災後は、何度も現地へ足を運び、炊き出しやライブを行っている。現在もチャリティー・ライブやイベントを開催し、東北のための資金作りを続けている。
 順風満帆な第二の人生を送る一方で、古巣の相撲界も気がかりでならない。

 さらに詳しいインタビューは、本誌138ページからの「あの人はいま」にてご確認を。

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