元ロックギタリストが山口でオリーブ栽培を

「日の当たるほう。山の南側」を意味する「山陽」の名前がつく山陽エリア。田舎暮らしの本1月号では、このエリアに移住した人たちのインタビューを掲載しています。(文・写真:笹木博幸)

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 東京都から山口県周防大島町(すおうおおしまちょう)に家族で移住した、中村明珍(なかむらみょうちん)さん(35歳)。人気ロックバンド「銀杏BOYZ(ぎんなんボーイズ)」のギタリストとして活躍し、東京で暮らしていた中村さんだが、東日本大震災を契機に人生が思わぬ方向へ。まずは妻の貴子(たかこ)さん(38歳)が娘の優月(ゆづき)ちゃん(6歳)を連れ、周防大島の祖母のもとへ避難。東京に残った明珍さんも都会での生活に疑問を抱き、「どうせなら真逆のことをしよう」とバンド脱退と周防大島への移住を決断した。

 当初は妻がいる祖母宅に同居し、のちに知人から近所の空き家を紹介してもらうが、問題は仕事をどうするか。ある日「畑でもやったら?」という貴子さんのひと言でひらめいた。「農業に関心はなかったんですが、本で読んで感動した『奇跡のリンゴ』の木村秋則さんを思い出したんです。そして迷惑な話ですが、いきなり青森まで訪ねていくと、運よく会って話ができ、『これは自然栽培をやる運命なんだ!』と確信しました」。
 すぐ埼玉県内の農園へ短期研修に通い、自然栽培の基礎を学んだ。植えるのはオリーブ。たまたまイベントで会った小豆島のオリーブ会社代表に「苗木をあげるよ」とすすめられていた。
 「その苗木も農園の場所すら決めないうちに約40本をもらってきて、親戚の空いている農地に植えさせてもらったんです。すべて勢いでやった感じ」。

 2013年春に農園を立ち上げ、オリーブが本格的に出荷できるまでまだ少し時間を要するため、ウメや野菜の栽培も始めた。その作物の移動販売を兼ねて考えた「寄り道バザール」は、島民を巻き込んだライブイベントに発展しつつある。
 「やりたいことを誰かに話すと、みんな一斉に動くノリのよさもこの島の魅力です」。
 あくまでもオリーブが主役だが、型にはまらない中村農園の今後の展開から目が離せない。

さらに詳しい情報は、本誌113ページからの「山陽エリアの暮らし方」にてご確認ください。

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