【大久保麻梨子、台湾5年生】台湾のお風呂には●●●●がない!? ~学校&部屋探し~

※これまでのお話は「初代ミスマリンちゃん、九份で台湾にひと旅惚れ」でどうぞ

「お話したいことがあるので、お時間をいただけないでしょうか?」
成田国際空港に到着するやいなや、私は当時、所属していた事務所の社長にメールを送った。

2010年10月、初めての台湾ひとり旅を決行。たった4日間の滞在だったにもかかわらず、たちまち台湾のトリコになってしまった私。
日本に帰国する日が近づくにつれて、寂しさと切なさが増す一方。帰国便に乗ってからも、台湾に住みたいという思いはどんどん膨らむばかり。
どうしてもガマンできない。そう思い立ち、冒頭のメールを送りつけた。

こう書くと、大久保麻梨子とは、思い立ったらとことん突っ走る性格の人なのだと受け止められてしまうかもしれない。確かに、あの時の私は台湾に運命のようなものを感じてしまい、行動を起こさずにはいられなかったのだ。

台湾に移住したい。

そんな突然の申し出に周囲は驚いていたが、私自身も自分の思い切った行動にびっくり。もちろん海外移住なんて初めての経験で、何から手をつけたらいいのかわからない。
とりあえず、まずはインターネットを使ったり、台湾人の友だちから話を聞いて情報収集。現地の物価や家賃相場、そして中国語が学べる語学学校をリサーチしていった。

だがインターネットやクチコミでの情報収集には限界がある。
百聞は一見にしかずということで、2011年2月、移住準備のために2度目の台湾旅行を決行することに。

この2回目の渡航で行ったことといえば、まずは語学学校選び
現地で中国語を学びたいなら、1対1の個別指導塾タイプから大学まで、さまざまなスタイルの学校がある。
せっかくだから思いっきり学生気分を味わいたい。そんな欲張りなことを考えた私は、大学併設の語学学校に狙いを絞って、候補に上がった3つの学校を見学してみることに。

↓語学学校通学中に友だちと撮影。懐かしい~!
image1

訪れたのは台北市内大安区という、大学がたくさん集まっているエリアだ。
大学が多い場所、すなわち学生街。学生街なら、安くて美味しい飲食店がたくさんあるに違いない。
そんな方程式を思いついて、ウキウキ。早くも学生気分で学校に向かった。

まずは、台湾の東大と名高い台湾大学
こちらに併設されている語学学校は少人数制、授業が1日4時間という集中強化プログラム。授業のスピードも速く、課題もたんまりと出る。指導は厳しいが、中国語をしっかり学びたいという人にはぴったりだ。

次に向かったのが、歴史ある学校・台湾師範大学
ここの語学学校は日本人の学生が一番多いと言われていることもあり、フレンドリーな雰囲気。

台湾大学も台湾師範大学も、どちらも施設は大規模。敷地内には、これぞキャンパスライフといったムードが漂っていた。

そして、もう1カ所、候補に上がっていた語学学校へと向かう途中、通り抜けた場所が大安森林公園
広々としていて緑がいっぱい。野生のリスもあちこち走り回っている。歩いているだけで気分が晴れやかになるようなスポットだ。

そんな公園に隣接しているのが、中国文化大学中国語センター
先に訪れた台湾大学、台湾師範大学の語学学校とは違い、中国文化大学は本科キャンパスが、台北市内から15kmほど離れた国立公園陽明山に位置している。

↓treasures編集部 注:こちらが陽明山の文化大学本科キャンパスです 
135-000695
©photo courtesy Taiwan Tourism Bureau

一方、私が通いたい語学学校は、台北市中心部の教育促進センター内で授業を行う。まるで専門学校のような、コンパクトな建物だ。
想像していたキャンパスライフとは、少し趣が異なる。でも……私はここに通うことに決めた。
理由は、お隣の大安森林公園が、とにかく気に入ってしまったから。

実際に台湾生活がスタートしてからは、中国語漬けで頭がパンパンになった時、この公園に立ち寄って癒やされたり、日陰の気持ちいいベンチでお弁当を食べたり、課題をこなしたり……ほぼ毎日、この大安森林公園を訪れていた。
結果的に、台湾での学生時代の大部分を過ごした大安森林公園は、私にとって、とても思い入れがある特別な場所となったのだ。

IMG_0622

こうして学校が決まると、次は今回の渡航のもう1つの目的、家探しだ。自然と、学校の周辺で部屋を探すことに。
ひとり暮らしで予算も限られているため、ワンルームの部屋をリサーチしてみる。だが、台北の一般的なワンルームには、ある大問題が(私にとって)。

台北市内のワンルーム物件は、なんとバスタブがないのだ。
日本では小さなワンルームでも、ユニット式のバスタブが備えられているのが一般的。だが台湾では、そもそも毎日、湯船に入る習慣がないらしく、ほとんどのワンルームにはシャワーしかない。
1日の疲れを取るためにも、毎日お湯に浸かりたい私。少しくらいの予算オーバーなら……と譲歩したものの、どうやらファミリータイプのお部屋までグレードアップしなければ浴槽がある部屋はないらしい。そうなると、予算を大幅に超えてしまう。

お金は、ない。
でも……お風呂だけは絶対、譲れない!!

粘りに粘り、不動産屋さんを困らせ続けること数時間、ようやく学校から徒歩5分の場所にバスタブ付きのワンルームを発見! しかもユニットバスじゃなくて、セパレートタイプ!!

いま思えば狭いし、窓はないし、隣はオフィスだし……本当にここに住むの?と当時の自分に尋ねたくなるような物件だ。
でも学校から徒歩圏というアクセスのよさと、バスタブ付きという台北市内では難易度が高い条件をクリアできたことで達成感でいっぱい。大満足のお城だった。

ようやく学校と住まいが決定。2度目の台湾渡航のミッションを終えて、無事、日本へと帰国。
でも、その後もビザの取得や引越しの手配など、さまざまな手続きをクリアしなければならず……。

台湾へ移住するまでの半年間は、本当に慌しく過ぎていった。

 

【麻梨子的台湾案内② 大安森林公園】

IMG_0624

1994年に誕生した、都会の中のオアシスのような公園。ランニングコースや音楽施設などもあり、休日には多くの台北市民が訪れる。台北屈指のグルメタウン&お買い物スポットとして知られる永康街にもほど近い。
「永康街でグルメを満喫してから、食後に公園まで散歩するのもオススメです!」(麻梨子)

<アクセス方法>
① MRT淡水信義線の「大安森林公園」駅下車すぐ

② MRT中和新蘆線・淡水信義線「東門」駅下車、徒歩約5分

【Profile】
大久保麻梨子(おおくぼ まりこ)

 20160816-0084

1984年9月7日、長崎県生まれ。
2003年に「Sea Story Audition 2003 マリンちゃんを探せ!!」で初代グランプリを獲得し、芸能界デビュー。グラビアアイドルとして活躍する。2008年、女優業をスタート。CMやドラマ、映画で活躍するのと同時に、写真集を計9冊出版。
2011年、台湾に移住。中国語を学びながら、台湾の芸能界でタレント・女優として活動開始。2013年、日本人として初めて、台湾最大規模のテレビアワード「第48回金鐘獎」テレビ映画部門 最優秀助演女優賞に輝く。2016年TTV連続ドラマ「幸福不二家」では主演を務めた。

目標は女優として幅広い役に挑戦することと、台湾アンバサダーとして日本と台湾の橋渡しをすること。

Photo & Text 大久保麻梨子

*次回は2/5(日)掲載予定です。
※文章・画像の無断転載はご遠慮ください

大久保麻梨子 公式Instagramアカウント→
@marilog0907

台湾観光協会 HP

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