時には恋と仕事に悩む現代女性に、時には敏腕な女性刑事に扮してきた篠原涼子(しのはら りょうこ)さん。実力派女優として確固たる地位を築いた篠原さんですが、1月に放送されるスペシャルドラマでは、あの話題作を主演することに。その作品とは「愛を乞うひと」(日本テレビ系)。
今作の出演について、本日・12月27日(火)発売の「GLOW」2月号でインタビューに答えてくれました。
この冬、日本テレビ系列で放送されるスペシャルドラマ『愛を乞うひと』(1月11日放送)は、虐待を繰り返す母とその娘の流転の日々を描いた作家・下田治美の同名小説が原作。1998年には、原田美枝子が母と成長した娘の二役を演じて映画化され、その描写の凄惨さから世に衝撃を与えた問題作である。現在の篠原さんとは真逆ともいえる世界を体現する、その挑戦を望んだのは、ほかならぬ篠原さん自身だった。
「10年前に映画を見て、私もすごく衝撃を受けて、『ぜひこの作品をやりたい!』と思ったんです。それから10年たって、あらためてドラマ化のお話をいただいた時にも、やはりやりたいという思いがまずよみがえりました。ですが……」
プライベートでは2児の母でもある篠原涼子さん。自身とは異なる種類の母親を演じることへの葛藤もありました。
「映画を見直してみると、見たくない世界が本当に濃密に描かれている。やはり今、実際に子どもを育てている身としては、母・豊子の気持ちにかなり抵抗を感じてしまって……。でも、こんな作品に取り組める機会はなかなかないこと。今、ここで自分が諦めてしまったら必ず後悔すると思ったので、母としてではなく、演じる人間として割り切ってやろう!と決意しました。10年前の初心を忘れるな、と」
主人公の豊子の姿を通して、“
虐待はいけないことだが、その背景には理由がある。彼女への救いを物語に載せられたら”
と願いつつ演じたという篠原さん。さらにシビアな作品の撮影中は特に、自身の家庭への感謝の気持ちを常に抱いていたそうです。
「嫌なこと、考えたくないことを抱える時も、子どもたちの顔を見ると無になれるし、家事にしても、それに集中することで気持ちをリセットできる。本当に助かっていると思うし、心強く、励みになります」
カバーストーリーでは、そんな家庭でのオフタイムを激写したようなカットを掲載。アンダーウエアやリラックスウエア姿で、美脚も披露してくれています。
インタビュー全文は「GLOW」2月号20ページからご覧ください!
篠原涼子さんが表紙を飾った「GLOW」2月号は「おしゃれ40代のリアル冬コーデ!」をメイン特集にお届けしています。さらに「幸せをつかむ女の開運BOOK」やヘアメイクのイメチェン企画など、新年にふさわしい特集も満載!
特別付録は「可愛い猫のリング&バッグ」のセット。人気ジュエリーブランド「ete」とコラボレーションした「猫のスマホリング」と、
冬休みのお供にも、12月27日(火)発売の「GLOW」2月号をどうぞ♪
撮影=長山一樹〈S-14〉
スタイリング=安藤眞理
ヘア&メイク=岡野瑞恵〈storm〉
取材・文=大谷道子
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