やっぱり羽釜ご飯が一番なの!? 材料費タダでカマドを作って炊いてみた

悠々自適な田舎暮らしを送る人が、いつかチャレンジしたいと思い描いている(らしい!?)夢のひとつが「竈(かまど)で炊いたご飯を食べる」ことだそうな。
キャンプのメインイベント、飯ごう炊さんとは、また趣が異なる竈炊きご飯。
どんなものかイメージできないという人は、この写真を見れば一目瞭然のはず。

054-057_かまど-04.indd

そう、この右側のものが竈。この手の調理器具、昭和初期の土間にあったようなイメージです(「treasures」編集者もまだ生まれてない時代の話ですが……)。
いくら土地に恵まれた田舎暮らしといえども、これだけのものを作るには相当の気合と資金が必要。
と思いきや、意外にも、ほぼタダで作れちゃうそうなんです。 

ただいま発売中の「田舎暮らしの本」1月号では、竈の自作に挑戦。その工程を包み隠さず公開しています。
チャレンジしたのは、「田舎暮らし」誌上での家造り連載も好評な3人組ユニット・人力社の中山ファミリーと、そのご友人。
早速、竈作りに取り組むワケですが、参考にしたのは筑波大学が「創造的復興プロジェクト」の一環として取り組んでいる「竈プロジェクト」です。

筑波大学の創造的復興プロジェクトのひとつで、東日本大震災と竜巻、2つの災害に見舞われた、つくば市北条地区の復興を目的に2012年から活動をスタートした。竈で煮炊きすることで防災意識を高めつつ、食に集うコミュニティのレジリエンス(回復)強化を図る。

そして用意した材料は、コチラ!

054-057_かまど-04.indd

 その辺のものでOK。

稲ワラ ホームセンターの園芸コーナーでも売っている。

煙突 105㎜径、1mのものを使用した。

ダンボール なるべく背の高いものがベター。

砂利 ホームセンターで購入。

レンガ バケツを安定させるために使う。重しなどでもOK。

型枠(ベール缶、バケツなど) なるべく深さのあるもので、羽釜の径に合ったものを。

羽釜 フタはどっしりした木ブタか、重しを載せて圧がかかるようにするべし。

どれもこれも、田舎暮らしなら納戸から出てきそうなアイテムばかりです。稲ワラは近隣農家からもらうこともできます。

では工程をひとつずつチェック!

054-057_かまど-04.indd

竃のつくり方
❶トロ舟に土、ワラ、水を入れる

(写真 右)
ワラは40cm程度に切る。

(写真 左)
土とワラを混ぜ込む。水は適量。

054-057_かまど-04.indd

❷ひたすら混ぜて練る

(写真 右)
最初はスコップと鍬で練ったが、すぐにくたびれてリタイア。ちなみに剣先スコップはトロ舟に穴を開けるので慎重に。

(写真 左)
あとはひたすら足でフミフミ。長靴に泥がくっついて重い。見た目以上に重労働である。

054-057_かまど-04.indd

❸ダンボールの底に泥土を押し詰める

(写真 右)
ダンボールに泥土を投入。適度に砂利を混ぜると強度が高まる。

(写真 左)
底部3分の1まで投入して、再び足で踏み固める。

054-057_かまど-04.indd

❹バケツと煙突を置き、周りに土を詰める

(写真 右・右下)
羽釜と燃焼室部分の型枠となるバケツを設置し、動かないようにレンガを投入。さらに煙突の位置決め。バケツから3cmくらい離してみた。

(写真 左)
さらに土を詰め込む。そろそろダンボールが膨れてくるので、家庭用VVFケーブルを巻き付けて周囲を固定。

054-057_かまど-04.indd

追加の土コネではワラが足りなくて、その辺の枯れた雑草を混ぜ込んだ。

054-057_かまど-04.indd

❺このあと2日乾かす!

実働2時間程度で完成。この状態で2日間放置する。

054-057_かまど-04.indd

❻ダンボールをはがす

(写真 右)
バケツを取り出す。深さを出すためバケツを2つ重ねておいた。

(写真 左)
四方のダンボールをはがす。

054-057_かまど-04.indd

❼焚き口の穴と煙突までの穴を開ける

焚き口の穴を開ける。さらに煙突に通じる空気穴も。煙突は少し持ち上げて15cmほど浮いた状態にする。

054-057_かまど-04.indd

完成!

2日がかりでようやく完成した自作竈。
いよいよ羽釜をセットしてお米を炊いてみることに!

054-057_かまど-04.indd

炊く!

なんとか火がおこった。火勢を弱めぬように火吹き竹で空気を送り続ける。

054-057_かまど-04.indd

炊き上がり!

湯気が立ち上り、いいにおいがするぞ。

ようやく、実食!
さぞ美味しいかと思いきや、なぜか生煮え状態だったようで……。

果たして中山はどの部分でミスを犯してしまったのか?誌面では敗因の分析と、完成までの苦労を事細かにつづっています。
詳しくは「田舎暮らしの本」54ページからの特集「自分たちで竈をつくってご飯を炊く!」でどうぞ!!

 

文/中山茂大
写真/阪口 克

※誌面画像の無断転載はご遠慮ください

「田舎暮らしの本」最新号のお知らせ          

雑誌・ブランドから探す

  • 大人のおしゃれ手帖
  • GLOW
  • &ROSY
  • MUSE
  • InRed
  • sweet
  • リンネル
  • SPRiNG
  • steady.
  • mini
  • smart
  • MonoMax
  • 田舎暮らしの本
  • kuraline
  • 宝島チャンネル
  • オススメ
  • カルチャー
  • その他

宝島オンラインを購読する

Twitterでフォロー

@treasurestkj

RSSで購読

RSSファイル

follow us in feedlyfeedlyで購読

メルマガを購読