宮沢りえ がんで逝く役を演じて母を思う 運命的な最新映画公開

11歳でモデルデビューを果たし、現在では女優として活躍する宮沢(みやざわ)りえさん。本日、10月29日(土)に待望の最新主演作「湯を沸かすほどの熱い愛」が全国で公開されました。

大人女子向けファッション誌「GLOW」では、12月号で宮沢りえさんへのインタビューを敢行。読者と同世代となるりえちゃんの、映画に込めた思いなどをじっくりとうかがいました。
そのインタビューから一部を、ニュースサイト「treasures(トレジャーズ)」でご紹介します。

「湯を沸かすほどの熱い愛」のメガホンを握ったのは、自主制作映画で海外にも、その名を広めた中野量太監督。一体どんなストーリーなのでしょうか?

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銭湯「幸の湯」を営む幸野家に嫁いだ双葉(宮沢りえ)は、1年前に家出した夫(オダギリジョー)を待ちながら、生来の明るさでパートをしながら娘(杉咲花)を育てていた。
しかし突然、余命2ヶ月と宣告されたのをきっかけに、双葉は家族の秘密を取り払ってゆく決意をする……。

個性派俳優・オダギリジョーさんや、朝ドラで注目された杉咲 花さんなど、共演する実力派の役者さん達の名前を見ても、期待が高まります。

さらに宮沢りえさんにとっては、7年ぶりの映画主演となった「紙の月」以降、周囲から次回作を待ち望む声が多かったと明かします。

では今回、「湯を沸かすほどの熱い愛」への出演の決め手となったのは何だったのでしょうか?
その理由のひとつとして、亡くなった母親にまつわるエピソードを明かしてくれました。

家出した夫を待ちながら、娘を育てる双葉。無情に思える余命2ヶ月の宣告にも彼女は明るさを忘れず、残される家族のこれからのために奔走する。

「クレバーな女性だな、というのが第一印象ですね。頭がいい、という計算的なことではなく、愛をガソリンにして心が折れそうな人たちを本能的に救い上げていく、というか。

実は母をがんで亡くしたのが、この作品に出会う少し前のことだったんです。もちろん、人を殺す役だって演じるわけですから、演じることに必ずしも実体験は必要ないのですが、双葉をやる時に一番身近な人が同じ運命を辿っていた、という自分の人生との重なりは不思議なタイミングだったと感じます。
実際、自分自身に襲いかかってくる病に嘆き苦しまず突き進もうとする強さや、やることをやり終えたあとに『生きたい』と願う気持ち、母親と重なるところもありました。
感傷的な意味ではなく、運命ってすごいなと思った瞬間です」

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双葉と母親の姿が重なり、作品への縁を感じたという、りえさん。
ストーリーが進むにつれて、双葉がこの世で過ごす残り時間も、だんだんと短くなっていきます。

双葉に残された時間が少なくなるほど、やりきれない切なさは募るばかり。

「でも、それが人生なのかもしれない。
悲しみや苦しみ、切なさって、私はそのままでは体に蓄積されないと思っているんです。時間はかかるかもしれないけど、それらが血管を100回りくらいした時に、ものすごく栄養になるんじゃないかって。本当に悲しんだりもがいたりした、かさぶたみたいなものが実は大切で、私自身もそうやって生きてきていますしね。

家族で食卓を囲んでしゃぶしゃぶをする場面があるのですが、すごく平和なんですよ。でも食卓に家族がそろう当たり前の日常が奇跡なんだ、ということがこの映画を見ていてわかる。
いろいろな奇跡の連続が、日常という言葉で重ねられていくんだ、と気づかされたように思います」

冷え込みが増す今週末、風変わりな幸野家の絆が深まる物語を観て、心を温めてみてはいかがでしょうか?

インタビュー内では、ほかにも映画のストーリーについてや、40代の抱負も告白。
まだ見たことのない自分に出会いたいと女優活動に意欲を燃やす宮沢りえさんの今の声を、じっくりお読みください!

 詳しくは「GLOW」12月号176ページからの「VIP ROOM」でどうぞ。

撮影=中村和孝 
スタイリング=後藤仁子
ヘア&メイク=千吉良恵子〈cheek one〉 
取材・文=木内アキ

※誌面画像の無断転載はご遠慮ください

 

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