イッタラ、アラビアetc. 知って使えば愛情深まる!? 北欧うつわの歴史を紐解く

ただいま発売中の「リンネル」12月号は、1冊まるごと北欧スタイルを大特集!
北欧アイテムを取り入れたファッションやインテリアなど、幅広く提案しています。

中でも「北欧うつわの歴史帳」と題した特集ページでは、ファンが多い北欧生まれのうつわについて徹底解説。北欧デザインに詳しい吉田安成さん監修のもと、そのデザイン史をたどりました。

さっそく、特集内から北欧デザインの基礎が作られたという1930年代のうつわを見ていきましょう!

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 北欧モダンデザインのアイテムを扱うエレファントを営む吉田さんによると、現在のいわゆる北欧デザインの基礎ができ始めたのがだいたい30年代頃。

「そもそも、それまでは日用品にデザインという概念がなく、デザイナーが携わるのは一部の高級品のみ。一般に普及していたのは、モダンとはほど遠い、他国を真似たデザインばかりでした。そんな中で、アラビアやイッタラなど各メーカーが芸術家を招聘し、彼らのディレクションのもとでものづくりを進めるようになったんです」

 今につながる北欧デザインの種が蒔かれた当時、その代表的なデザイナーが、建築家としても名を馳せていたアイヴァ・アアルト氏とアイノ・アアルト氏でした。

当時、アアルト氏が手掛けた作品の例として、誌面では「イッタラ」の花びん(上の写真 右上)や、「KARHULA」というブランドのタンブラー(上の写真 右下)をピックアップしています。

2人が北欧デザイン界を牽引した30~40年代を経て、50年代には今も残る名作うつわが多数誕生しました。

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30年代から40年代にかけて行われた試行錯誤が花を咲かせるのが、50年代。北欧デザインの黄金期と呼べるほど、今に残る多くの名作が生み出されました。

「代表的なのが『ディナーセットを紛糾せよ』というスローガンのもとに生まれたキルタ。違う色や形のうつわとも組み合わせて使えるシンプルなデザインは革命的でした。それまで食卓では、ひとそろいの同じデザインのうつわを使うのが一般的だったんです」

 そのキルタと対になる存在が、グスタフスベリ社で生まれたコロラドです。

「同じような目的で作られていますが、実直なデザインで知られるデザイナーのカイ・フランク氏に対し、こちらは遊び心を持ったスティグ・リンドベリ氏のプロダクツ。北欧デザインを語るうえで外せない2者を比較するのも、おもしろいのではないでしょうか」

この時代にアラビア社の知名度を高めるきっかけを作ったフィンランドの巨匠、カイ・フランク氏の代表作「キルタ」(上の写真 右)が登場。
対して、遊び心があると吉田さんが評するのが「コロラド」のアイテム(上の写真 左下)。誌面でセレクトしている「GUSTAVSBERG」のプレートも、色とフォルムはシンプルですが、よく見ると正円ではなく、ゆるやかな三角形をしています。

特集では続いて、北欧デザインの発展期ともいえる50~60年代、成熟期の70年代以降の歴史も紐解いています。さらにカイ・フランク氏、オイヴォ・トイッカ氏といった歴史を作ったデザイナーたちのプロフィールも紹介。

「イッタラ」や「コロラド」など北欧生まれのうつわブランドについて、名前は聞いたことがあるけれど詳しく知らないという人も、読めば学べる特集ページ。インテリアショップに足を運んだときにも、各ブランドの背景を知っていれば、食器の選び方が変わりそうですね!
詳しくは「リンネル」12月号68ページからどうぞ!

text: Hanae Kudo
illustration: Mariko Fukuoka

※誌面画像の無断転載はご遠慮ください

 

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