本木雅弘 「すがって生きている」也哉子夫人との関係を吐露

もっくんという愛称のほうが、しっくり来るという大人世代も多いのではないでしょうか?
「大人のおしゃれ手帖」11月号には、元シブがき隊メンバーの俳優・本木雅弘(もとき まさひろ)さんが登場。主演を務めた映画「永い言い訳」が本日、10月14日(金)に公開されることもあり、インタビューが実現しました。

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10代でアイドルデビュー、20代前半で役者の道を進み始めたもっくんも、気付けば50歳。いまや日本映画界を代表する俳優としての地位を確立し、プライベートでは3人の子どもを持つ父親でもあります。

ですが今回「永い言い訳」の中で、本木さんが演じた小説家の衣笠幸夫(きぬがさ さちお)という人物は、子どもとは縁遠い環境で暮らしていました。

小説家の衣笠幸夫という役は、過剰なまでの自意識を持ち、妻が死んでも涙すら流せない歪んだ人格を持っている。しかし妻の死後、一緒に事故死した彼女の親友の家族と触れ合ううち、いつしか自分の中の隠れていた一面に触れ、また隠そうとしていた自分のコンプレックスに対峙していく、というむずかしい役どころである。

(中略)

この映画は、本木さん演じる作家の幸夫の妻・夏子が、親友ゆきとスキー旅行に向かった先で事故によって亡くなってしまう。しかし幸夫は妻の死を悲しむことができず、少しも泣けない。一方で妻の死を悲しみ、悲嘆にくれるゆきの夫の陽一。ふとした成り行きから、トラック運転手である陽一のまだ幼い子どもたちの面倒を見ることを買って出た幸夫が、子どもたちや陽一と過ごすうち「新しい家族」として動き始めるストーリーだ。

物語の背景を踏まえると、子どもと触れ合うシーンでは初々しさを感じさせないといけないものの、本木さんは実生活で子育てを経験済み。それだけに幸夫の気持ちに降りていくのがむずかしかったという自分の状況を、こんなドキっとする言葉で表現しています。

「(前略)なんせすでに大人の秩序を乱す子どもの挙動を受け止められる体制ができていましたから。今さら処女には戻れないって感じでしょうか?(笑)」

本木さんが現在、家族との生活の拠点を置いている場所はロンドン。当初は17歳になる娘さんの留学を機に、期間限定で始めた移住生活だったようですが……。

「(前略)ロンドンでの暮らしも、最初は留学する娘の不安をフォローするために、慣れるまでそばにいてあげようという話だったんです。でも私がすっかりその隠れ家に味をしめ、気づいたら4年経ってしまって……。

日本にいると、どうしても自意識が三重、四重と重なり、気がつくと息苦しくなってくる。一時だけでもそれを解放し、街の人混みに紛れてみたいなと。東京とロンドンを行き来する生活は、過酷且つ贅沢でもあるのですが、もう少しだけ漂流させてもらおうと思っています」

家族との話が出た流れから、奥様・也哉子さんとの関係性に水を向けると他のご家庭同様、女性の方が精神的に成熟している分、そこにすがって生きているという感じですと、か弱い一面もチラリとのぞかせます。

母性本能をくすぐってきたり、大人世代をいつまでもときめかせてくれる王子様、本木雅弘さんのロングインタビュー。「大人のおしゃれ手帖」11月号137ページからの連載「大人の文化部」でどうぞ。

photograph: Isao Hashinoki
hair&make-up: Mutsuki Sakai
stylist: Miwako Kobayashi
text: Megumi Imai

※誌面画像の無断転載はご遠慮ください

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