この家の場所、安全? 地震&台風リスクの無料チェック方法

7月になってからというものの、毎週のようにやってくる台風。気象庁の発表によれば今年はすでに13個、8月だけでも7個もの台風が日本列島を襲いました。
さらに地震大国・日本では、地震も頻繁に起こります。今年4月にも、平成28年熊本地震が発生。自然災害は逃れようのないものだけに、ニュース映像で水害や地震の被害に苦しむ人の現状を見るにつけ、やるせなさに胸が痛みます。

どうしても避けられない自然災害。だからこそ引越しを考えるときには、新居にどれくらいのリスクがあるかを把握しておきたいですよね。
でも、どうやって調べればいいの?

ただいま発売中の「田舎暮らしの本」10月号では「自然災害に強い田舎暮らし」を特集。立て続けに起こる地震や水害を考慮して、移住を考えている土地の危険性をチェックする方法などを解説しています。先生を務めてくれたのは、国立研究開発法人 防災科学技術研究所 社会防災システム研究部門 災害リスク研究ユニット 研究参事の井口 隆(いのくち たかし)さんです。
特集内からニュースサイト「treasures(トレジャーズ)」では、比較的簡単にチェックできる「ハザードマップ」と「地震ハザードカルテ」に注目。確認方法をご紹介します!

まずは「ハザードマップ」について、ご紹介しましょう。

「ハザードマップ」とは洪水や高潮、津波、土砂災害などについて、危険箇所や避難ルート、避難場所などを示したもの。実は、このような「ハザードマップ」は各市町村で作成・配布されているのです。自治体によってはHPを通じて公開しているところも。

「ハザードマップは積極的に公開する自治体が増えていますが、なかには地価にかかわると消極的なところもあります。
それでも、移住を検討していると役場で相談すれば見せてもらえるはず。(略)」

誌面では例として、ライター・新田が住む茨城県内のハザードマップを掲載。

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「住民からの聞き取りによる危険箇所を記載するなど、力を入れてつくられた地図ですね。

地図のレッドゾーンは土砂災害特別警戒区域。移転には補助がある場合が多く、建物の建築には規制がかかります。ゾーン内に新たに住むのは避けたほうがいいです。

イエローゾーンは土砂災害警戒区域。家は建てられますが、レッドゾーンから離れた場所を選ぶほど安全性は高まります」と井口さん。

ただし現状では、このハザードマップの完成度は自治体によって差が。田舎への転居を考えているなら、ぜひ近所の人に周辺の環境について尋ねてみるのがオススメです。

そして「ハザードマップ」よりも簡単に調べられるのが「地震ハザードカルテ」。

こちらはインターネット経由で誰でも簡単にアクセス可能。では、気になる場所の「地震ハザードカルテ」の出し方を手順に沿って見ていきましょう。

カルテの出し方
「地震ハザードステーション」で検索

http://www.j-shis.bosai.go.jp/

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「スタートJ- SHIS」ボタンを押す

「地震ハザードステーション」のトップ画面に移動すると、中央部分青枠内に「スタート J-SHIS」と書かれたオレンジ色のボタンがあるので、こちらをクリック。マップを起動させます。

J-SHIS MAP画面で調べたい項目にチェックを入れ、目的の場所を拡大して表示する

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日本列島が描かれた地図の左側に震源断層地すべり地形などのチェック項目があるので、気になる内容のボックスにチェックを入れます。
その後、左側のツールバーを用いて調べたい地点を拡大。

目的の場所をダブルクリックし、左下に出た「地点情報-確率論的地震予測地図」のカルテボタンをクリックする

目的地をダブルクリックすると、左側に「地点情報-確率論的地震予測値図」という画面がポップアップ表記されます。ポップアップ内の右上に「カルテ」と書かれたボタンがあるので、そちらをクリック。すると目的地の「地震ハザードカルテ」が作成されるという流れです。

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誌面では築地市場移転予定地とされている東京都江東区豊洲のカルテを作成してみました。
すると、ちょっぴり危うい結果が……。

頻度の高い海溝型地震による揺れの確率が高いうえ、もとは海の埋め立て地のため地盤が軟らかく、揺れが増幅されやすい。

井口さんも埋め立て地の建物には深くまで杭を打つなど充分な配慮が必要。液状化現象のリスクも考えておく必要があるとアドバイス。

余談ですが、ニュースサイト「treasures(トレジャーズ)」編集者の私も実家の場所をチェックしてみました。
私の実家がある場所は兵庫県神戸市東灘区。阪神・淡路大震災で被災しているため、実家の場所はもう数十年は安泰に違いないと思い続けていたのですが……。あれ、30年後という近い将来でも、意外とヤバい場所なのかも……。

備えあれば憂いなし
現住所の確認はもちろん、移住場所の危険性もチェックして、不測の事態に備えておきましょう!

詳しくは「田舎暮らしの本」10月号62ページからどうぞ!

 

文/新田穂高
イラスト/関上絵美 

※誌面画像の無断転載はご遠慮ください

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