SEから桶職人へ転身。地方移住した男性がぶつかった、就職の壁

近年、若者を中心に話題になっている「地方移住」。緑豊かな田舎で生活したい家族と静かに暮らしたいなど、地方移住を決意する理由はさまざま。ですが移住後、多くの人たちが穏やかで充足感のある生活を手に入れているようです。
そうはいっても、都会で過ごしてきた人たちが、田舎での暮らしに本当に馴染めるのでしょうか。

現在発売中の「田舎暮らしの本」7月号では、地方移住を決断し、すべてが一変した男性にインタビューを敢行。移住を決めた理由について尋ねました。

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システムエンジニアから桶職人に 家族水入らずの田舎生活
神奈川県長野県南木曽町 稲葉さん家族

稲葉直士さん(48歳)、知子さん(47 歳)夫妻と娘の寿々子ちゃん(7 歳)が暮らすのは、 中山道の宿場町、妻籠宿がある谷を登った広瀬地区。直士さんは、同地区にある木材加工会社の桶職人で、お子さんが、寿々子ちゃんのほかに3人いるが、大学や高校へ通うために、みんな県外へ出ている。

 移住したのは2001年。 それまで、直士さんは神奈川県でシステムエンジニアとして、昼夜なく働く生活をしていた。「家には帰って寝るだけ。もっと家族と一緒に過ごせる生活が したいと思ったんです」と環境のいい田舎への移住を考え始めた。

 「そのためには、まず仕事」と直士さんは、かねてから興味があった林業の就職口を探した。しかし、30代になっていた直士さんを採用する企業はなかなかなかった。そんななか、現在、勤めている志水木材産業(株)の求人を見つけた。桶や樽ヒノキの風呂、養蜂用資材などを製造している企業だ。

 社長の志水弘樹さんは、採用した当時をこう振り返る。 「地元の若者は都会へ出るばかりだったので、全国から募集していました。初回は、経験値重視で8人採用したけれど、残っ たのは1人。稲葉さんのときは、 定着率を上げようと子どもがいる人を2名採りました。 2 人とも今も頑張ってくれてます」

都会の人が地方へ移住する際にぶつかる壁が、働き口を探すことの難しさ。けれど、そこで諦めてしまうのは早計。地方には、このように全国から求人を募っている企業もあるのです。そんなチャンスをつかむことが、地方移住という夢を叶える近道なのかもしれませんね。
さらに本誌では、地方へ移住して15年が経った直士さんの胸に今、芽生え始めた「地域に貢献したい」という熱い思いについても掘り下げています。

詳しくは、「田舎暮らしの本」7月号、18ページからの「実現! 信州暮らし」でご覧くださいね。

文・写真 吉田智彦

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