カビ肉以上に“変質”した、中国人労働者たち

日本人経営者に中国撤退を決意させたのは“勤勉な働き者”の像からはほど遠い若き中国人労働者の存在だった。引き金となったのは間違いなく日中関係の冷え込みだが、最大の決定打は労働力である「人間」だろう。企業の対中進出の目算を狂わせたのは、新世代の働き手だ。80・90年代生まれの彼らは「物は盗む、仕事はしない、月給が10元(約160円)違うだけで平気で他社に移る」と中小メーカーの経営者は語る。上海の大学教授もこの“質の劣化”を指摘する。「甘やかされて育った一人っ子世代は、親のマンションを相続すればそれで生きていける。数千元の給料のために汗水たらしてまで働こうなどとは思わない」。(取材・文:姫田小夏[ジャーナリスト]、本誌44ページ「中国版ゆとり世代の餌食になった日本企業」より一部抜粋・引用)

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7月末、賞味期限の改ざんや食品偽造で米OSIグループ子会社の上海福喜食品が世界中から叩かれたが、この不祥事の根本原因も「人」だった。現場の不満が労働力の流動をもたらした。現場を指導する中堅社員は育たず、管理は崩壊。変質したのは肉だけではなく、労働者もすっかり変質していたのだ。一人っ子政策の効果によって、現在の中国本土では少子化が進行している。近い将来、このことが中国経済へ深刻な影響を与えるのではないだろうか。現役世代がどんどんリタイアしていく中、これからの中国を背負う“中国版ゆとり世代”が増加に転じるだろう。既に企業の撤退が始まっているが、その原因を自覚して本質を改めない限り、状況は厳しくなる一方だ。日本こそ少子化が進んでいるので、他人事とは言いきれない部分がある。昔は兄弟がいる家庭が多かったが、いまや一人っ子もそう珍しくはない。経済面も含め、子どもを産み、育てやすい国作りが重要だ。

さらに詳しい内容は、本誌44ページからをご覧ください。

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