宮城県女川町の「個性派シェアハウス」で漁師を目指す27歳の若者の暮らし

近年、急速に増加している「コンセプト型シェアハウス」。家賃や立地という条件とは別にそのシェアハウスでしか得られない「体験価値」や、同じ夢や趣味をもった仲間との出会いを求め、多くの若者から今注目を集めています。現在発売中の「田舎暮らしの本」5月号では、若者にオススメの田舎の個性派シェアハウスの紹介や、プロが教える優良物件の見分け方などを掲載しています。ニュースサイト「treasures(トレジャーズ)」では、宮城県女川町にオープンした「漁師専用」のシェアハウス「TRITON ONAGAWA」で暮らしながら、漁師を目指す27歳の若者の生活に注目しました。

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水産業で働きたい若者を全力でバックアップ
TRITON BASE(トリトン ベース)

【石巻市DATA】
面積/554.58㎢
人口/14万8602人(2016年2月29日現在)
平均気温/11.6℃
アクセス/東北自動車道の石巻河南ICを降りて約10分。公共交通機関の場合、仙台空港から仙台空港アクセス線、JR仙石線を乗り継いで約1時間30分。

2015年夏から続々オープン
ノルウェー沖、カナダ・ニューファンドランド島沖と並んで世界三大漁場とされる三陸・金華山沖。そんな好漁場に恵まれた宮城県石巻市を拠点に、2015年から立て続けに3軒の「漁師専用」のシェアハウスがオープンした。
オーナーはそれぞれ地元水産会社の経営者だが、この業界を目指す人なら社員でなくても入居OK。海の守り神トリトンの名前を冠した建物は、従来の荒々しい漁師のイメージを払拭する洗練された佇まいである。
このシェアハウスを企画したのは、地元で水産業に携わる30代を中心にした若者が立ち上げた「一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン」。ハウスの総称はTRITON BASEと呼ばれる。日本の水産業を盛り上げ、若手の漁師を増やすための手法は、新しくポジティブなパワーに満ちている。

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地域の若者も集うスタイリッシュな一軒家
1軒目は、女川(おながわ)町にある「TRITON ONAGAWA」。ここで暮らすのが、山形県出身の早坂信秀(はやさかのぶひで)さん(27歳)だ。今年1月、このシェアハウスを運営する銀鮭養殖会社マルキンに転職し、シェアハウス生活を始めた。
「もともと魚を育てる仕事がしたくて水族館を探していたのですが、あまり募集がなくて。最初に就職した香川の養殖会社の経営が危うくなったときに、新聞で今の会社の記事を見たんです。一度見学に来て、若い人たちがたくさんいたのと、『漁業を新しく変えよう!』というパワーにひかれ、すぐ引っ越しました。大学時代を隣の石巻で過ごしていたことと、何かあれば実家にすぐ帰れる距離感だったというのも理由ですね」
入居者はまだ早坂さん1人だが心配無用。時折フィッシャーマン・ジャパンの面々や地域の仲間が連れ立ってご飯を食べに来る。早坂さんがつくるカレーは「はやさカレー」と呼ばれ、皆に好評だ。
このシェアハウスは、使われなくなった古民家を改装したものだが、その際「いかに世襲以外の漁師を呼び込み、漁師になるハードルを下げるか」に心を砕いた。ウッドデッキや広いキッチンなどで、人が気軽に出入りできる空間をつくり、海をイメージした青と白の軽やかな配色からは、新しい漁師のライフスタイルを楽しもうとする気持ちが伝わってくるようだ。

文・写真/吉野 歩 
写真提供/一般社団法人
フィッシャーマン・ジャパン

本誌では、入居者募集要項も掲載しています。詳しくは「田舎暮らしの本」5月号、66ページからの「田舎の個性派シェアハウス最前線」にてご確認ください!

「田舎暮らしの本」5月号の情報はこちら!

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