沖縄で無農薬フルーツづくり! 愛犬と暮らす女性の移住生活

青い海と澄んだ空、美しい海岸線や常緑の緑など多くの人々を魅了する要素がいっぱいの沖縄。現在発売中の田舎暮らしの本 4月号では、そんな憧れの沖縄で移住暮らしを実現した人々の生活を紹介しています。treasuresでは趣味のダイビングをきっかけに沖縄へ移住し、無農薬のフルーツづくりを生業にして暮らす女性の生活をご紹介します。

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沖縄県 嘉手納町(かでなちょう)
沖縄本島中部の西海岸、東シナ海に面して広がる水と緑が豊かな嘉手納町。南東は北谷町、生業北は比謝川を境に読谷村と接し、町域の82%を米軍の嘉手納基地が占める。日本での甘薯発祥地。那覇市内から車で45分前後。

果樹からミツバチまで自然に近づけて育てる
 生粋の江戸っ子だった森谷妙子(もりやたえこ)さん(52歳)は趣味のダイビングをきっかけに、「常に海に潜れる環境のところに行きたい」と、1998年に、3年間の期間限定移住のつもりで沖縄県へ。しばらく働きつつ、趣味でフルーツを植えていたところ、意外と簡単に果樹が実り、本格的に農業を始めようと考えた。
「ラクに儲けられると安易に思ったんです(笑)。でも『内地の女1人でフルーツをつくりたい!? ふざけるな』という感じ。当時社交ダンスをしていて、そこでたまたま知り合った役場の人からの紹介もあり、なんとか200坪のジャングルと化した耕作地が借りられました」
 翌年には1000坪の果樹園を譲り受けることになり、のちに500坪のハウスと1000坪の露地が加わって計2700坪。マンゴーなど熱帯フルーツ中心に、島野菜からハーブまで栽培品目は約100種類に及ぶ。いずれも無農薬・無肥料の自然栽培にこだわるのは、愛犬の海音(かのん)に起きた事件が発端だ。
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「安全だといわれていたカタツムリの駆除剤を海音が食べ、生死の間をさまよったんです。助かりはしたものの農薬の怖さを知りました。それからは、食いしん坊の海音が安心して丸かじりできるものをつくろうと」
 2012年からは養蜂も開始したが、ダニ殺虫剤・抗生物質・砂糖水の不使用と非加熱を徹底。ハチの蜜源を保つため小さな花が咲く雑草も抜かずに残す。酵素用ハーブ由来のスパイシーな香りが、森谷さんの「そのまんまハチミツ」の特徴だ。
「特に無農薬などにこだわるのは、小さなお子さんや病気の人。その人たちの力になるために私は沖縄に来たんだと思うようになったから。数年前に母の肝臓がんが発見されたときも、年齢的に投薬治療しかなかったのですが、手づくり酵素やビワ茶などを毎日口にしてもらっていたらよくなったんです」
 紙すきや染めの材料となる植物も植えており、今後は親子で摘み取りやものづくり体験ができる観光農園にするのが夢。これまでボランティアで手伝ってもらっていた子育て中のママや障がい者にきちんと給与を払う仕組みづくりとして、この春からNPO法人も立ち上げる。

移住してココがよかった・困った!
一番移住してよかったことは、物欲がなくなったこと。ブランド品を持っていても誰も気づかず、洋服などは買わなくなりました(笑)。また、女1人で農業ということで当初変な目で見られたり、台風で作物が全滅したり、苦労も多々あったからこそ、自分がつくるもので人が笑顔になるのを見るとよりうれしい気持ちになりますね。

文・写真/笹木博幸

詳しい情報は、本誌70ページからの「憧れの沖縄生活を実現しよう」にてご確認ください。

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