「トンデモ議員」量産のカラクリ

「そのときの“風”で問題議員が当選してしまうのがいまの選挙制度」と指摘するのは政治評論家の浅川博忠氏。「選挙において、新人候補の人間性や資質を見分ける材料が少ないことが問題です。特に国政では小選挙区制度が導入されてから、ワンフレーズで有権者に訴えるのがうまい、外見が良い、そして学歴、経歴という要素を満たす候補者が選ばれがちな傾向がある。しかしそれは、必ずしも議員の資質を見極める材料にはならない」。(本誌20ページ「『号泣県議』だけじゃない!トンデモ議員量産の裏側」より一部抜粋・引用)

「トンデモ議員」といえば、セクハラ発言の鈴木章浩・元都議、号泣記者会見で日本のみならぬ世界中に衝撃(笑撃)を与えた野々村竜太郎・元県議が記憶に新しい。とはいえ、「時の人」ほど日々暮らす中で忘れていってしまうもの。たとえば、以下の議員たちを覚えているだろうか(ちなみに筆者は、この一覧を見るまで忘れていた議員が何人かいた)。

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浅川氏が指摘するように、当選するには「勢い」もあると思う。しかし、当選後その勢いが持続した者はどれくらい居ただろうか。すぐにメッキがはがれたり、馬脚を現すなどの繰り返しが多すぎる。青森県平川市長選(1月26日投開票)をめぐる選挙違反事件もその1つ。市議20人のうち、15人が逮捕されるだなんて前代未聞ではなかろうか。一方で、候補者を判断する材料が少ないのも事実。広報には都合の良いことしか書いていないし、インターネットで検索した情報を鵜呑みにするのは短絡的すぎる。「新人議員の資質を見極めるために、たとえば出馬に当たっては20~30人の推薦者を義務付けるようにして、候補者のバックにどういう人間関係があるのか分かるようにする。現職議員であれば、議会の出席率を数値化して有権者が選挙時にいつでも見ることができるようなシステムを作るなど、地方でも問題議員を排除するための工夫はもっとできると思います」と浅川氏は語る。選ばれる側はもちろん、選ぶ側にも責任がある。今の選挙システムは互いの距離が遠すぎる。どうにか縮まるよう、策を考え実現に近付けたい。

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